イギリスのインディ団体PROGRESSと、アメリカ・シアトルを拠点とするDEFYの合併は、インディシーンに大きなメリットをもたらすかもしれません。
両団体は以前から友好関係にあり、定期的にコラボレーションしてきました。合併のプレスリリースの中では、2023年8月にAEW・All Inが開催された週末にロンドンでダブルショーを成功させたことが誇らしげに記載されており、この成功体験が両団体の合併につながる転機になったようです。
PROGRESSの共同オーナーを務めるマーティン・ベストは、Cultaholicによるインタビューの中でDEFYとの合併の経緯を語りました。
おそらく、去年の8月にDEFYがロンドンに来た時が大きかったね。我々はDEFYとダブルヘッダーのショーを行い、お互いのショーを直接見る機会があったんだ。
3〜4日間、お互いに交流し、たくさん会話した。そして、プロレス団体を運営する上で、同じ見解、視点、価値観を持っていることに気づいたんだ。お互いの位置やステータスを向上させるために何ができるかを考えてさ……。あの週末は、プロレスに対する莫大な関心と熱意があることを示したのさ。
プロレス界は、新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えたと思ってる。PROGRESSとDEFYのオーナーたちが同じ考えを持っていることもわかった。「おっ」って感じだね。俺たちがダブルヘッダーを成功させ、その翌日にAEWはウェンブリー・スタジアムでのAll Inで熱狂を生み出した。DEFYとの間で、「もっと一緒にやってみたはどうだろう?」という認識が生まれたんだ。一つのことが別のことにつながり、「合併しよう」という話になった。
我々は、それぞれのブランドを完全に別々のプロレス団体として維持する。しかし、PROGRESSの共同オーナーであるリー・マカティアと俺は、異なるビジネスやセクターで豊富な経験を積んできた。(マカティアは旅行業界の経験を持ち)俺はサッカーやバスケットボールの世界からやってきた。
DEFYを率いるジム・ペリーとマット・ファーマーもそうだしね。特に、マットは元プロレスラーだ。レスラーであることを知っており、彼らにどのようなサポートが求められるのか、ブッキングにどのように貢献できるかを理解しています。PROGRESSとしては、ジムとマットのブッキングへの意見を歓迎するよ。
(Cultaholic)