TNA世界王座のチャンピオンであるムースは、先日親会社Anthemから解雇されたTNAの元社長スコット・ダモールとの間に強固な信頼関係を築いていました。
メンター、上司、兄弟、そして友人。2人の関係はとても良好で、TNA残留の理由を「彼がいるから」と語ったこともあります。
ダモールの解雇が発表された後、彼は沈黙を選択し、SNSなどでも表立って心境を語ろうとしませんでした。しかし、最新のインタビューで、彼は重い口を開きました。
最初にそのことを聞いたとき、驚いた。動揺して、怒って、悲しくて……色々な感情があったよ。
それと同時に、このTNAという団体でそういうことに適切な対応を取れる人がいるとしたら、おそらく俺が一番だろう。NFLでの経験があるから。いつでもヘッドコーチが解雇される世界から来た男だからね。NFLでルーキーとして過ごした年に、俺をチームに導いてくれた人がいろんなことを約束してくれたんだけど、その人はその翌年に解雇された。今回と同じで、いろんな感情が湧いてきたよ。怒り、悲しみ…おかしくなりそうだった。
GMが自分のしていることを理解していると信じるしかない。彼が会社のために最善の決定をしていると信じなければならない。誰もTNAが消えてしまうのを見たくないよ。特にAnthemはそこに多額のお金を投資しているから。我々レスラーはその決定を理解しないかもしれないが、それを信じて110%を尽くさなければならない。
スコットとの俺の関係は皆が知っているが、今もその関係は変わらないよ。彼は俺のメンターであり、コーチであり、兄貴のような存在だ。ただ、残念ながら一緒に仕事をすることはない。スコットをよく知っているから、彼がまだTNAの最善を願っていて、彼の仕事と遺産を継続するロスターをまとめ上げたことは、よくわかってるよ。
今、我々には新しいヘッドコーチであるアンソニー・シシオーネとGMのレン・アスパーがいる。彼らを信頼し、この団体を前進させていかなければならないんだ。
(WrestlingNews.co)