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ウィル・オスプレイが新日本プロレスから解雇されるかも…と感じた経験を語る。「背中を怪我して、コロナ禍で…」

インタビュー

新日本プロレスのトップ外国人レスラーとして活躍していたウィル・オスプレイ。

2019年にケニー・オメガが退団した後、オスプレイとジェイ・ホワイトは団体の発展に大きく貢献しました。2020年から新型コロナウイルスのパンデミックが起き、世界中が困難に見舞われる中でも、オスプレイは新日本プロレスでの活動にすべてを捧げていました。

しかし、そんな彼にも、「新日本プロレスから解雇されるかもしれない」と感じた時期があったようです。それは、2021年にIWGP世界ヘビー級王座チャンピオンだった時、鷹木信悟との試合中に背中を負傷し、それが原因で欠場とタイトル返上に追い込まれた時のことでした。

クリス・ジェリコのPodcast番組にゲスト出演した彼は、その時の気持ちを素直に語りました。

シューティングスタープレスを鷹木に決めたら、背中が痛みで爆発したみたいになってさ。あんな痛みは初めてだった。激痛で……リングサイドにいたHENAREが、しゃがみこんだ俺に「大丈夫か?」って聞いたから、「おい、背中を折ったかもしれない」と。とにかく激痛だった。

試合はどうにか終えることができた。どうやってやったかわからないけど、できたんだ。プロモをして、すぐに医者のところへ行って、「病院に行かないと。痛いんだ」と言ったら、「ごめん、コロナでダメなんだ」って。コロナ禍のせいで病院に連れて行ってもらえなかった。

緊急事態宣言が至る所で行われていてさ。新日本のせいじゃないけど、マジで苦しんでたんだ。

ロースターの6人がコロナに感染していることがわかった。だから、他のレスラーたちの中にも感染者がいるかもしれないって状況だったんだ。東京の病院に行って、屋外のテントのようなところでコロナの検査を受けてさ。幸いにも、陰性だった。俺からも、残りのロースターたちからも陽性反応はなかったよ。

でもそれから、新日本に「おい、残りのショーはキャンセルするけど、みんなまだここにいるからね」と言われた。だから、外国人レスラーたちは、「家に帰れるのか?」と思ったんだけど、「地方大会ををやるかもしれない」って。クソ、それよりも家に帰してくれと思った。

その間にも、背中の痛みにマジで苦しんでたんだ。耐えられないほどの痛みだったな。怪我をして、ぐちゃぐちゃな別れを経験して……さらに「外出するなら。部屋にいろ。ジムに行くな、何もするな」と言われたよ。自分のアパートの部屋を意味もなくウロウロ行ったり来たりして、「わかった、クソ、行動を起こさなきゃ」と思った。

心を痛めたよ。タイトルベルトを返上して、「おい、俺は傷ついてる、怪我してる。頭がクソみたいになってるんだ。家に帰る必要がある」と思った。外道は完全に理解してくれたよ。彼も心が痛んだけど、俺が家に帰る必要があることを理解してくれた。

家に帰って、考えを整理して…それでクリス(ジェリコ)に電話したんだ。「ねえ、新日本での仕事を失うかもしれないと感じてるんだ」と。それは、彼らが世界タイトルを俺に託してくれたのに、その信頼を二度と得られないかもしれないということだった。クビになるような気がして、どうしたらいいかわからなかったんだ。

その時、イギリスでの唯一の選択肢はNXT UKだった。そこでやってるみんなのことをリスペクトしてるけど……そこには行きたくなかった。新日本プロレスのレスラーでありたい。新日本プロレスのレスラーのように戦いたいんだ…。

電話で、ジェリコに言われたっけ。「もちろんAEWには何かがあるけど、今はまだダメだ。まだドアを開けられない」と。でも、新日本プロレスは本当に素晴らしい団体だよ。ありがたいことに、家にいて、全てを解決し、健康になることを許してくれたんだ。

新日本から「アメリカのショーに出られるか?」と聞かれ、「うん、大丈夫だよ」と答えた。治療を受けて、MRIを取って、背中の椎間板が2つ潰れていることがわかった。ちゃんと治療を受けて、8月には元気になったよ。それがどれだけ良かったか。5月に怪我をして、8月に戻ったんだ。素晴らしい治療を受けることができたよ。

(Cultaholic)

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