衝撃的な出来事です。
8月30日に開催されたRevPro”Summer Sizzler”では、オージー・オープンとジョシュ・ボドム & シャ・サミュエルズによるIWGPタッグ王座挑戦権争奪戦が行われました。試合はオージー・オープンが勝利したものの、試合後にボドム & サミュエルズがリングサイドでレフェリーを攻撃。9月7日、Twitterで暴行を受けたレフェリーがとあるツイートを投稿したことで、この件が大騒動に発展しているのです。
A ref for Rev Pro, Aaren Wilde, was legitimately assaulted by Josh Bodom this weekend after a match
Bodom has deleted his twitter and rev pro have severed ties with him
This should be talked about more. This is an absolute disgrace. pic.twitter.com/OBpKhQIxsx
— Show Stopping Wrestling (@ShowStopWrestle) September 8, 2019
この映像はボドムによる暴行を撮影したものです。
ボドム & サミュエルズはレフェリーを暴行した理由はレフェリーが予定よりも早く試合を終わらせたからだそうです。2人は激しく動揺し、サミュエルズがレフェリーにボディ・スラムを仕掛け、その後、場外で上の映像のような事態に発展しました。
事件から一週間以上が経過した9月8日、被害者となったアーロン・ワイルドはTwitterで声明を発表。この暴行がいわゆるシュートだったこと、暴行によって肩と首を負傷し、これ以上レフェリーを続けることができなくなってしまったことを明かしました。
暴行はショーの一部じゃない。あれは予定されていなかったことだ。
Last weekend at RevPro I was attacked after the Royal Quest tag match. This was not part of the show, it was not planned.
I was grabbed and slammed to the mat by Sha and then something happened on the outside. I honesty don’t know what, that part was a blur.
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— aarennnn✨ (@AarenWilde) September 7, 2019
サミュエルズもTwitterで声明を発表。騒動に対して謝罪し、アーロンへ個人的に連絡をとったことを明かしつつ、レフェリーへのボディ・スラムは試合中のミスに対するパフォーマーとしての判断だったと弁明しています。「誰かを危険にさらすつもりはなかった」とも。
この件について、ファンからはRevProの対応の悪さが指摘されました。事件が起きてから一週間以上も事態に対応しなかったからです。団体側は、ワイルドからの連絡がなかったことについて困惑しつつも、Twitterで声明を発表しています。ざっくり要約するとこんな感じ。
- サミュエルズは誤った判断を下したが、レフェリーへのダメージが少ないよう最善を尽くした。とはいえ、自分がしたことが間違っていたと理解することを確信している。彼は事前の承諾なしにレスラーでない人に手をかけるべきではなかった。
- 残念なことに、ボドムの行為と彼自身の記憶は一致していない。このことで、彼との関係を断つ他に選択肢はなくなった。彼の行為は許されるべきではない。こうした行動を反省し、今後の人間として学び、成長していくきっかけにしてほしい。
- 2人が持つUndisputed British Tag Team Championshipは剥奪。
- 問題があると気付くのに非常に時間がかかったことは改める必要がある。これを考慮して、私たちは内部インシデントの報告方針を制定するつもりだ。
Official statement regarding incident with referee Aaren Wilde. pic.twitter.com/fbGSQkvhIA
— Revolution Pro (@RevProUK) September 8, 2019
ボドムは、勝者チームを祝福しながらも、「ちゃんとしたレフェリーを連れてこいよ」と言い残してTwitterアカウントを削除しました。
(Wrestling Observer, Rajah.com, Fightful)