プロレス界では、レスラーやファンが「部族主義」的に争う様子が日常的に見られます。
どこかの団体だけが至高の存在で、その他は認めない…。この団体が好きだから、他は…。部族主義的な争いの背景は様々ですが、決してポジティブとはいえない議論が繰り返されています。
2024年もいろんな意味で争いを続けるWWEとAEW。現在はWWEに所属するCMパンクがインタビュー中にAEW時代のトラブルの裏側を暴露したことでパンドラの箱が再び開き、レスラーやファン、関係者、AEWの社長らが様々な反応を示しました。その内容は、決してポジティブなものばかりではありませんでした。
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パンクのインタビューが話題になったあと、AEW・Dynamiteで「ポジティブな話題に集中したい」とファンに語りかけたアダム・コープランド(エッジ)は、最新のインタビューでプロレス界の部族主義を語り、「基本的に、プロレス界の住人たちは、お互いの成功を望んでいる」という持論を語りました。
人間はとてもネガティブになることができる。プロレス界のみんなもそうだし、ファンたちもそうだ。「これだけを見て、これだけを称賛する」という凝り固まった考え方の人もいるよね。
プロレス業界の我々にとっては、それは全く間違った考えかだよ。俺たちは、お互いが成功することを望んでいるんだ。
誤解しないでほしいんだけど、プロレスは生計を立てるには素晴らしい仕事ですが、本当に大変な仕事でもあるんだよ。複数の団体が繁栄することは、すべてレスラーにとってプラスになるんだ。
でも、違った視点から物事を見る異端者みたいなファンもいる。だから、この前のDynamiteでそのことに触れたかったし、AEWのロッカールームにもあの言葉を聞いてほしかったんだ。
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(Fightful)
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