インディプロレスの雄PWGでは、これまでに数多くの名勝負が繰り広げられてきました。
ブライアン・ダニエルソンとケニー・オメガは、PWGで1度だけ対戦しています。この試合は、2021年にAEW・Dynamiteニューヨーク大会Grand Slamで行われた歴史的名勝負とは異なり、2人がダンスを披露し合うなど、コミカルな要素を含んだ試合となりました。
More than a decade before their AEW Grand Slam classic, 15 years ago today at PWG One Hundred… Kenny Omega and Bryan Danielson wrestled each other in their first singles match ever.
Omega here challenges Danielson to a spot that never ends, and their names are exact same… pic.twitter.com/17uElwHW9z
— Drainmaker 🌧️ 💵 (@DrainBamager) April 12, 2024
Kenny Omega and Bryan Danielson thumb wrestling in the middle of the match (2009, PWG) pic.twitter.com/4xINfLRjPI
— crazy ass moments in indy wrestling history (@CrazyIndyGraps) March 13, 2023
Twitchでの配信で、ケニーはこの試合について語りました。オープニングマッチからメインイベントまで名勝負が勢揃いのPWGの中で、あのブライアンと一味違う試合をすることの意義について、強い思いを持っていたようです。
狙いは、みんなが忘れられない試合をすることだった。俺の関心はそこに向いているんだよ。当時のPWGは、今のプロレスに似ていたと思う。PWGはTVがないから、とにかく休みなしで凄まじいカードを組まなきゃいけない。でも、どのマッチも凄まじいマッチばかりだと、「何が違うんだ」って話になっちゃう。同じことの繰り返しだからね。
ちろん、ブライアン・ダニエルソンとの『いい』試合がしたいに決まってる。でも、俺は記憶に残る試合がしたいんだ。それが狙いなんだよ。記憶に残る試合にはもちろん無数のアプローチがある。俺たちが選んだのはそのアプローチだった…というだけ。今でも人々はあの試合について話すからね。素晴らしいことだと思うよ。
また、ケニーはブライアンのプロレス脳の素晴らしさも称賛しています。
一番クールなのは、ブライアンはわかってるってことなんだ……「プロレスの目的は、どんな方法でも観客を虜にすることだ」ってことをね。
ただキックの数を競ったり、チョップを連発したり、どっちの胸を血まみれにできるかとか、頭からのスープレックスを食らっても立ち上がって、自分もスープレックスをかましたりするだけじゃないんだよ。もしそれが意味をなさなかったら、状況が整ってなかったら、正しくセットアップされてないなら…そういうことなんだ。
(Fightful)