WWEで多くのスターを生み出してきたビンス・マクマホン。
彼の手腕には常に賛否両論が付きまといますが、それはファンからの意見だけではありません。彼のプロデュースによってスターへ羽ばたいた選手たちの中にも、ビンスに対して複雑な思いを持っている人がいます。
ランディ・オートンはまさにそれに当てはまる人物です。最新のインタビューで、彼は「ビンスがいなくなった後のWWEがいかに人材をよりよく扱っているか」を語り、ビンスが選手たちのライフワークバランスに無頓着だったことへの思いを明かしました。
聞いてくれ、俺はビンスが大好きだ。俺にたくさんのチャンスを与えてくれたしね。でも、彼が去る時期が来たんだな、とも思う。それが実現した過程は残念だけどね。
彼がいなくなり、誕生日や感謝祭、クリスマスに家にいることがどれほど重要かを理解している人たちに指揮を取ってもらえるのは嬉しいことだよ。ビンス・マクマホンは、選手たちに子供がいるかどうかなんて気にしなかったんだ。
35歳の時、彼のところに行って、背中が本当に痛み始めていることについて話をした。「出場するショーの回数を減らしたいんだ。ツアーに行かなきゃいけないかもしれないけど、回復できるようにしてほしい」と懇願したんだよね。
でも、彼はその願いを断った。「ランディ、君にはそのショーに出てもらわないとね。母なる自然は俺たち全員を手に入れるんだよ」と言うだけだった。それを聞いて、「わかった、じゃあ、もう歩けなくなるまで自分を擦り切れるまで使い果たす以外に、この男のためにできることはないんだな」と思ったものだよ。
彼が俺に与えてくれたすべてのチャンスには感謝してるんだ、でも、彼がいなくなってよかったと思う。彼の義理の息子のHHHがゲームを仕切ってくれているのは嬉しいことだね。
CEOのニック・カーンもすごいよ。TKOから来たみんなもそういうことを理解しているし…ただただ別の時代なんだ、ということだね。
今日、選手たちを大切にする方法、そして彼らが少しの休息を必要とするなら、俺たちは人間に過ぎないのだ…ということを、彼らはたいてい理解してくれる。
(Fightful)