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【AEW】トニー・カーン社長がマライア・メイの台頭の裏側を語る。「STARDOM時代の彼女に『AEWでの長期的な計画』について話したのが始まりだ」

インタビュー

AEW女子世界王座チャンピオンのトニー・ストームを裏切り、ヒールターンしたマライア・メイ。

STARDOMでの活躍を経て2023年にAEWへ移籍した彼女は、ストームとのストーリーを演じる中でヒールターンの時期を伺い、最高のタイミングで裏切りました。会場の反応の大きさは、裏切りが大成功だったことを示しています。

トニー・カーン社長は、メイがAEWへ移籍してくる前から彼女に対する長期的な計画を用意し、それを実行に移しました。最新のインタビューで、彼はメイの台頭の裏側を語りました。

彼女がSTARDOMにいた頃に、「AEWでのあなたについてのアイデアがあるよ」と連絡し、それが長期的な計画だと伝えたんだ。彼女はその夜に返事をくれて、そこからすべてが始まったんだよ。

俺は彼女に何かを見出し、AEWではそれまでと全く違うことをやってもらった。最初は反発もあったよ。多くの人たちが、彼女がSTARDOMでやっていたこととは全く違う、トニー・ストームの大ファンとしてAEWに登場したことに疑問を持っていた。

でも、今、我々は彼女がなぜそうしたのか、どのようにしてAEWで1年も経たないうちにレスリング界最大のスターの一人になったのかを知ることになる。

2023年、Double or Nothingの開催地から帰る飛行機の中で、ブライアン・ダニエルソンと印象に残ったプロレスのあれこれについて話していた。その時に、ブライアンが「マライアを見たか?」と聞いてきたんだ。

俺は「見たよ」と答え、彼女がいかに素早くSTARDOMのトップスターの一人になったかに驚いたと伝えた。俺たちは二人とも、彼女がとても洗練されていてカリスマ性があることに同意した。

そこで、俺はブライアンに『イヴの総て』と『サンセット大通り』を見たことがあるか?と尋ねたんだ。

俺は、トニー・ストームに『イヴの総て』と『サンセット大通り』を紹介してた。彼女には、この2本に出演したグロリア・スワンソンやベティ・デイビスのような、時代を超越した存在感があったからね。それが”Timeless”トニー・ストームだ。

彼女には、バックステージでも、リングの中でも外でも、かつてのハリウッドスターのような稀有な存在感がある。これはトニーが生まれながらにして演じるべき役柄で、彼女は本当に素晴らしい演技をしているよ。

この件に関する俺の右腕はRJシティなんだ。彼はAEWオフィスで唯一『イヴの総て』と『サンセット大通り』を見ていて、古典的なハリウッドと古い映画を理解していた。

このプロセス全体を通して、彼は非常に価値があり、素晴らしい存在でした。彼はプロレスに対する優れた適性を持っていて、これらの映画からインスピレーションを得ることもできたんだ。

(Wrestling Observer)

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