2022年にAEWからコーディ・ローデスが退団したことは、2020年代のプロレス界における最大の出来事でした。
2019年にAEW設立の中心メンバーとなり、敏腕副社長としても活躍していた彼は、WWE復帰後に団体最大のスターとしてプッシュされ、その期待に応えて新時代のWWEの主人公になりました。彼のAEW退団という大きな決断はWWEを変えたのです。
彼がAEWから退団した経緯については様々な噂が流れており、コーディはそれらを度々否定してきました。どの噂も、センセーショナルな内容でした。
最新のインタビューで、彼は「自身のAEW退団をめぐる噂について、事実と異なる情報が拡散されすぎて収拾がつかなくなる前に手を打ちたいと思うか?」と質問され、次のように答えました。
みんなもう勝手な解釈をしてるかもしれないね。実際はそんなに大したことじゃないんだ。ただ、妻ブランディ・ローデスと俺に新しい契約の話があって、それを断っただけだよ。
AEWにいた頃は、ブランディもトニーと良い条件で契約してたし、俺も同じだ。リアリティ番組「Rhodes to the Top」のシーズン2も決まってた。
ネットで「あいつら、完全にAEWと対立してたんだ」みたいな噂を聞くことがあるかもしれないね。そういう噂が真実から離れていくのが怖くて、何か言いたくなってしまうよ。認証済みアカウントが適当なこと言っても、誰も確認しない。有名人だとそれが怖いんだ。
年を取って、本が出たり大きなインタビューがあったりする時もあるだろう。俺には娘がいる。彼女のレガシーは俺のレガシーなんだ。父さん(ダスティ・ローデス)や家族、まだAEWにいる兄貴(ダスティン・ローデス)のこともある。俺のレガシーが嘘や作り話で塗り固められるのは嫌だよ。
だから「違う、実際はこうだった」って言いたくなる。でも、一度センセーショナルな噂が広まっちゃうと、みんなそれを信じたがるし、本当のことを言っても信じてくれないかもしれない。
10年後、20年後に、AEWが起こしたプロレス業界の革命について語る時、その全部が素晴らしい話になると思ってるよ。みんなと一緒にインタビューに応じて、あの頃がどれだけ楽しかったか話せたらいいな。そしてそれが続いていくことを願ってる。
結局、あれはセクシーでセンセーショナルな話じゃなかったんだ。現場にいなかった人が勝手な解釈をするのは避けられない。それは仕方ないことなんだよ。
(Fightful)