先日のRAWでジェイ・ウーソに敗れてインターコンチネンタル王座を失ったブロン・ブレイカー。
2024年は彼にとって飛躍の一年です。ブロック・レスナーの代役として出場したRoyal Rumbleで大暴れし、メインロースターへ昇格してファンからの注目を集め、サミ・ゼインとの抗争を経てインターコンチネンタル王座を獲得。グンターのように長期保持することに期待するファンもいたかもしれません。
しかし、実際には短期戴冠に終わってしまい、出直しに。彼にとっては残念な負けでしたが、「若者にとっては必要な負けだ」と、プロレス界のレジェンドたちは考えています。
WWE殿堂入りレスラーのアンダーテイカーとブッカーTは、出演したPodcast番組の中でブレイカーを称賛。タイトルを失ったことは決してネガティブなことではない、と励ましの言葉をかけました。
ブッカーT:負け方を知らなければ、勝ち方も分からない。彼にとって、この敗北は全く痛手にならないはずだ。俺の場合、負けて、そして取り返すことを繰り返すほど、評価が上がったものだよ。
勝ち負けそのものよりも、どう勝つか、どう負けるかが重要なんだ。
アンダーテイカー:まだ若い。彼の可能性の表面をちょっと引っ掻いただけだ。運動能力は抜群だし、プロモーションは既に叔父(スコット・スタイナー)や父親(リック・スタイナー)を上回っている。特別な存在になるよ。いや、既に特別な存在じゃないか。
繰り返すが、彼の可能性はまだ表面をなぞっただけだ。長い間、プロレス界の主役として君臨することになるだろうね。
彼がリングネームに「スタイナー」を使わなかったことで、プレッシャーが大きく軽減されたと思う。「スタイナーを使わないなんて!」とネガティブに捉えた人もたくさんいたよね。俺は、むしろクールだと思ったよ。少数派かな。スタイナーの名前を使わないことで、特別な優遇はなくなった。自分の才能だけで這い上がらなければならなくなったんだ。
そして、彼は自身の才能を証明してみせた。俺はいつも「リングで成功する前に、まずロッカールームで成功しなければならない」と言っている。彼は話をちゃんと聞く男だよ。俺が些細なことを話しても、いつも必ず実践しようとする。
(Inside The Ropes)