引退したレジェンドレスラーたちが現役レスラーたちと共にストーリーへ参加し、ファンを沸かせる…。多くのスポーツでは見られない光景がプロレスでは見られます。
先日はWWE・NXTがECWの本拠地として知られた2300アリーナ(旧ECWアリーナ)で番組収録を行い、ロブ・ヴァン・ダムやダッドリー・ボーイズ、ライノらが登場してファンを沸かせました。
WWEはレジェンドたちと「レジェンド契約」を結んでいます。試合出場を前提としたものではなく、グッズ販売などがメインの契約ですが、契約締結はWWEとレジェンドたちの距離が近く、ショーへの登場が容易であることも示しています。
NXTに登場したばかりのロブ・ヴァン・ダムは、Busted Open Radioで「WWEのレジェンドたちの扱い」をポジティブに語っています。
レジェンドにとって素晴らしい時代だよ。WWEは、俺たちより前に活躍し、WWEの基盤を築いた選手たちにより多くの焦点を当て、エネルギーを注ぐようになってきた。
これは重要なことなんだ。ここにいるトミー・ドリーマーを含めた多くの仲間たちにとって、良い方向に進んでると思うよ。
ほんの数年前まで、現役選手たちは自分たちの前に誰がWWEにいたのかさえ知らなかったかもしれない。この仕事は自分のエゴを大切にする必要があるし、プロレスラーは自分のことしか考えていなかったからね。でも「ちょっと待って、敬意を示そう」という一瞬があることは、大きな意味を持つんだ。
これから、レジェンドたちはもっと頻繁にショーへ登場し、より多くの仕事をし、プロモーションに関わっていくだろう。素晴らしいことだよ。俺は歴史が好きだし、歴史を消し去って存在しなかったかのように振る舞うのではなく、深みを加えるのはいいことだと思うからね。
ロイヤリティ契約やレジェンド契約に関しても、レジェンドにとって良い年になると思う。レジェンドたちの功績に対して多くの愛と認知が与えられることになるだろう。
(411MANIA)