AEWで大暴れ中のジョン・モクスリー。
ブライアン・ダニエルソンを裏切って極悪路線に舵を切った彼は、AEW世界王座のチャンピオンとして誰よりも荒ぶっています。
股関節の怪我から復帰した2024年8月28日を「0日目」と位置づけ、それ以降AEWの「完全なリセットと再スタート」を図っているそうです。ニューヨーク・ポストによるインタビューの中で、彼はAEWの未来像を語りました。彼にとっての理想的な未来とは何なのでしょうか?
俺には夢とビジョンがある。誰もが成功できる世界が見えるんだよ。レスラーたちが育まれ、成長が促され、選手たちが成功と成長の機会を与えられ、自分の可能性を最大限に発揮できる。彼らの長所が前面に出され、活用され、価値を引き出し、なりたい姿になれる機会を与えられる。そんな世界が見える。
今年の初め頃、あるスタッフが「下位カードだからどうでもいい。下位カードだから重要じゃない」と言ったんです。正気か?「お前はクビだ。サングラスハットで働けよ。そんなことを言うなんて、ピストルで殴られても文句は言えないぞ」って感じだね。
トップにいるレスラーたちだって、かつては下位のカードで戦っていた。それがプロレスの仕組みなんだよ。誰もがはしごを登っていくんだ。多くのレスラーたちがフラストレーションや混乱を感じているのは、そのはしごが存在しないからだよ。何をすべきか分からなくなってしまっている。砂漠をさまよっているようなものだね。俺たちは、彼らの肩を掴んで、導いていくつもりだよ。
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとのテレビ放映権契約を結ぶことで、俺たちは何かを成し遂げ、何かを試み、何かを創造し、何かで成功するという約束をした。これは祝福する時ではない。そんな時間はないよ。これは仕事に取り掛かる合図なんだ。
このチャンスで何をするのか、それが俺の関心事だ。以前のAEWでは、物事は自然と起こるものだと考えすぎていた。成功は自然に訪れ、これが当たり前で、永遠に続くと。でも、これは全て明日にでも消えてしまう可能性があるんだ。
ロッカールームやバックステージ、会場で感じる新しい雰囲気や エネルギーに興奮している。AEWを取り巻く全てが、異なる雰囲気を持ち始めていると感じるよ。
(Wrestling Observer)