プロレスやMMAなどを舞台に素晴らしい結果を残してきたボビー・ラシュリーですが、プロレスラーになる前に衝撃的な出来事を経験していました。
プロレスラーになる前、アマレスの選手として活躍し、オリンピック予選への参加を控えていた彼は、銀行にいる時に強盗に遭遇してしまいました。そこで強盗犯が銃を撃つ様子を目撃し……。
最新のインタビューで、強盗に遭遇したことで身体に起きた異変、そこで負傷してしまったこと、そして回復までの道のりを語りました。
何が起きたのか分からないんだよね。強盗が扉を蹴り破ったせいで銃が暴発したのか、とにかく銃声が響いたんだ。
俺は地面に飛び込んで伏せ、冷たい舗装の上にしばらく横たわってた。あれは本当に真剣に考えさせられる瞬間だったね。地面に寝そべった状態で、完全に不利な体勢に置かれてたから。人生が走馬灯のように駆け巡るような瞬間だったよ。
銃声の後、片側の耳が聞こえなくなって耳鳴りがしてて。地面に飛び込んだ衝撃で、体が一瞬ショック状態になってたんだ。
強盗犯が銀行を立ち去った後、他の人たちを助けようとしたラシュリーは、自分の膝が腫れ上がっていること、激しい痛みがあることに気付きました。地面に伏せた時に膝を負傷してしまったようです。結果として、彼は膝の手術を受けることに。
手術の時、医師が全部説明してくれてさ。俺は計算してたんだ。俺は数字に強いからね。
「8ヶ月休養が必要で、こうなって、ああなって」って説明を聞いた。8ヶ月か、じゃあ逆算してみようって。普通の人なら8ヶ月かかるけど、俺なら4ヶ月で回復できて、その後少し準備期間を設ければ、オリンピックの予選に間に合うはずだって。
その時点で20年以上レスリングをやってきてたんだ。人生をレスリングに捧げてきたわけだし、自分のチャンスが欲しかったんだよね。
結局、彼は2度の手術を受けることになってしまい、オリンピック予選への参加は叶いませんでした。その後、彼はプロレスラーへ転向し、大活躍することになります。
(Wrestling Inc)