2024年10月のPPV・WrestleDreamでジョン・モクスリーに敗れ、AEW世界王座を失ったブライアン・ダニエルソン。
彼はこの試合を最後にフルタイマーとしての活動から引退。今後は身体のコンディションや家族のことを第一に考える日々を過ごすことになります。
先日、AEWは2025年にテキサスのグローブライフ・フィールドで開催するAll Inのチケット一般販売開始イベントを行い、そこにブライアンも出席。All Inへの参加を熱望していることを明かしました。しかし、彼が試合をできるかどうかは、かなり状態の悪い首の治療がどこまで進むか、医師から試合出場のゴーサインが出るかどうかにかかっています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、現時点でブライアンがAll Inで試合をするという情報はなく、すべては首のコンディション次第だとコメント。現在、ブライアンは手術ではなく幹細胞治療によって回復を目指していますが、もし手術を受けることになれば、試合には出られないだろう、と指摘しています。一方、幹細胞治療がうまく行けば、試合に出られる可能性も出てくる、とのことです。
ブライアンは首の手術を可能な限り避けようとしていますが、そこには「手術を受けたら、もうプロレスができないかもしれない」という思いもあるのかもしれません。メルツァー曰く、ブライアンがまた試合に出られるかどうかは彼自身にも分かっておらず、また試合ができる可能性は50%ほどだといいます。
ブライアンは、仮にAll Inで試合をできないにしても、実況席への参加やバックステージでのサポートなど、どんな立場でもいいのでAEWに貢献したいと考えていることも明かしています。今後も彼はAEWにとって非常に重要な存在として存在感を示し続けるでしょう。
(Wrestling Observer, Wrestling Ing)