番組収録の観客数減少に苦しむAEW。
これまでは実際の観客数よりもはるかにキャパの多い会場で番組収録を行うことが多く、空席の多さがSNSで話題になっていました。
しかし、トニー・カーン社長は会場の規模を縮小していく方針を決定。空席が埋まって会場内の見栄えも良くなり、ショーのエネルギーをより強く感じられるようになりそうです。
AEWの超大物クリス・ジェリコは、会場規模の縮小によるメリットが大きいことを最新のインタビューで語りました。
どんなビジネスでも、最悪なのは価格設定を高くしすぎたり、規模を拡大しすぎたりすることだ。
今の俺たちにとって、全ての都市じゃないにしても、中規模会場での開催は様々な理由で賢明な選択なんだ。
特に重要なのはファンの雰囲気だよ。1万人のアリーナを埋められるなら、そうすればいい。でも5千人規模になってきたら、4千人規模の会場に移ることで需要が高まり、ショーはより盛り上がるし、テレビでの見栄えも良くなる。
現代社会では、人々はいろんなショーのチケットを買う選択肢があるから、会場の規模を変えていくのは賢明だ。そうすることでより魅力的になる。
AEWは特に立ち上げの頃から、そしてパンデミック中もその後も、常にクールな要素を持ってきた。要は需要と供給の関係だよ。限られた数のチケットが完売すれば、プロダクトの価値は上がり、成長を続けられる。
(Fightful)
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