2023年、ムスタファ・アリは「 NXT北米王座を獲得する」という計画が進行している状況でWWEから解雇されました。
2020年代の彼には、常にWWE退団の噂がつきまといました。退団を望んでいるものの計画期間はまだたくさん残っている…という時期を経て状況を改善した彼ですが、WWEとの別れは予想外のものでした。
最新のインタビューで、彼はNXT北米王座を獲得し損ねた理由と、そこにドミニク・ミステリオが関係していることを明かしました。
解雇自体は驚かなかった。でもタイミングには驚いたね。その時俺はNXTにいて、その週末にドミニク・ミステリオとNXT北米王座戦が予定されていたんだから。
何事も実現するまでは信じない主義だけど、そうだね……この件は話してもいいと思う。実は数ヶ月前から、俺に北米王座を持たせる計画があったんだ。
でも、WWEは宣伝や契約交渉に関してすごくスマートでさ。NXTのテレビ放映権契約の更新時期が迫っていて……。ショーン・マイケルズは素晴らしいボスで、「NXT北米王座を君に持たせるつもりだ」って説明してくれたんだ。
でも、契約の更新時期で、ちょうどJudgement Day、特にドムが超絶人気だった時期だったんだ。今でも人気はあるけど、あの時のドムは別格だった。
それで「Judgement Dayの全員がチャンピオンになって、ドムにもベルトを持たせたい。NXTの視聴率も上げたい「ってことになった。視聴率を上げれば契約交渉に有利になるからね。
ショーンから電話があって、「実はドムに王座を持たせることになった。理由はこうで…」って。俺は「そうだね、完全に理解できる。やるべきだよ」って答えた。予想してなかったけどね。
ドムがウェス・リーに挑戦して NXT北米王座を獲得する。その後、ドムと俺とウェス・リーの3WAYマッチをやって……。すごく楽しかった。
それからショーンが「ドムはメインロスターに戻る必要がある」って。かわいそうに週6日も働いてたからね。
俺が王者になる計画は間違いなくあったと思う。そんな中での解雇に驚いたかって?いや。WWEの株価とWWE全体が上がっていく一方で、俺の株価は下がっていくのが見えてたからね。
(PW MANIA)