GCWのショー「The People Vs. GCW」で、保持していたTNAデジタルメディア王座のタイトルベルトを破壊したPCO。
彼は経営陣に対して不満を持っているようで、SNSでその不満をぶちまけていました。タイトルベルト破壊は予定されていたことではなかったことも明かしています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、PCOとTNAの間で何があったのかを報じています。
前提として、PCOとTNAは2022年末に複数年契約に合意し、それが2024年末に満了しました。契約満了が近づいた頃、TNAはPCOに対して新契約をオファー。PCOは口頭で合意しました。しかし、契約書にサインする前にTNAがオファーを撤回。別の内容の契約を提示しました。
この「別の内容の契約」は、2024年末にTNAが推し進めた人件費削減に関連したもの。PCO曰く70%の言及を提示されたライノは退団し、彼の他にもトレント・セブンやKUSHIDAがこのタイミングでTNAを去りました。
PCOも金額が削減されたオファーを受け、彼はこれを飲みました。しかし、またしてもTNAはオファーを撤回し、「契約更新はしない。保持しているTNAデジタルメディア王座は返上してくれ」と伝えたそうです。PCOにしてみれば、人気レスラーとして貢献してきた団体から失礼な扱いを受け、腹が立ったのでしょう。
「The People Vs. GCW」にPCOをブッキングしたGCWは、PCOが1月中に行われるTNAの番組収録でタイトルを返上すると考えており、PCOの不満や意図を知りませんでした。タイトルベルト破壊も「TNAのテレビ番組用のアングルだと思っていた」といいます。
しかし、PCOは2024年12月以降にTNAから連絡を受けていませんでした。俺が持っているタイトルをどうするつもりなのか?そういった不満もあったのでしょう。
今回の出来事に対し、TNAは激怒していると報じられています。PCOが近い将来にTNAへ戻ることはできない、とされています。
(Wrestling Inc, Wrestling Observer)