WWEで人気リングアナウンサーとして活躍したものの、2024年に退団したサマンサ・アーヴィン。
ミュージシャンとしてのキャリアを持つ彼女はもともとリングアナウンサーの仕事が好きではなく、GMなど別の立場で番組に出演することを臨んでいました。しかし、何度も団体に働きかけたものの受け入れられず、最終的に退団を決意。夫リコシェのいるAEWへ移籍する可能性も噂されましたが、実現していません。

一時はプロレス界から距離を置くことを示唆していた彼女ですが、次第に心境が変化してきたようです。
USA Todayによる最新のインタビューで、彼女はWWEでの経験を振り返りました。素晴らしいパフォーマンスができる機会を与えられたという喜びはあったものの、過酷なツアー生活、そして本来の歌手活動ができなくなったことに葛藤があったようです。
リングアナウンサーとしての活動をしていく中で、どんどん悲しくなっていったんだよね。「私はもう歌手じゃないの? 何をやってるんだろう?」って。
リングアナとして最高のパフォーマンスができたけど、歌の仕事が減って……。代わりにアナウンスの依頼ばかり来るようになった時、「やりすぎたかも」と思ってさ。このままじゃダメだって感じたんだ。
何か特定の夢を追うためにWWEを辞めたわけじゃない。ただ、私はリングアナウンサーではないと分かっていたし、このまま続ければ、他の可能性をすべて失うことになるとも感じていた。だからこそ、自分らしくいるために辞めたの。それがすべてだよ。
しかし、彼女はプロレス界から完全に離れるわけではありません。復帰の意思が強いこともインタビューの中で明かしています。
これは保証する。私のプロレスキャリアはまだ始まったばかり。ここまで積み上げてきたものを無駄にするわけにはいかない。だから、この物語を最後までやり遂げたいよ。今はクリエイティブな面で他に何ができるか探しているところ。でも、戻る時には、以前よりもさらに価値を持った存在になっていたいな。
リングアナウンサーとして復帰するのか、それとも本来の希望だった番組出演者として復帰するのか…。どうなるかはわかりませんが、彼女の才能をプロレス界でふたたび見ることができそうなのは嬉しいですね。
(Fightful)
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