大手団体における女子選手の扱いには、団体内部から度々不満の声が上がります。
WWEでよく噴出する不満として、「ブッキングへの不満」「男子選手と比べると扱いが不公平」などといったものがあり、ビンス・マクマホンが仕切っていた頃は時折「不満の声が高まっている」という報道がありました。
Fightfulによれば、現在のWWEにおいても、女子選手たちが多くの不満を抱えているそうです。レッスルマニア41に向けた試合案の中には、選手たちが「ただのお飾り的なタッグマッチはやりたいくない」という主張から却下されたものもあり、彼女たちは女子部門がもっと公平に扱われることを求めています。
また、ある選手は「自分がベビーフェイスなのかヒールなのか」を分かっておらず、Fightfulに調査を依頼してきたといいます。団体内部でのコミュニケーショがうまくいっていないのかもしれません。
Fightfulは、2024年にWWEとの再契約に同意したベテランのナタリアに何の動きも見られないことを例に上げ、試合に出られない選手がたくさんいることも指摘。女子選手たちの契約内容が以前と比べ向上していること、彼女たちの試合中の視聴率も良くなっていること、タイトル数を増やしていること…。女子選手たちの試合は「サイドショー」ではなく「ショーの一部」になるべきだ、と述べています。
女子選手たちが公平さを求めているという点ではビンス時代の不満と似ていますが、女子選手たちにスポットライトが当たりやすくなっているのは事実。状況がさらに改善されていけば、彼女たちの不満を取り除くことができるはずです・
(WrestlingNews.co, Fightful)
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