今日、RトゥルースがX(旧Twitter)でWWEからの退団を報告しました。
みんなに伝えなきゃいけないことがある。今、WWEからリリースされた。WWEにはこの旅路をありがとうと伝えたい。
でも何よりも、この旅に付き合ってくれたみんな一人一人に感謝してる。長年の愛と応援、そして評価、本当にありがとう。
この投稿があった直後、ファンからは「冗談だろ?」「アカウントがハッキングされたのか?」など懐疑的なリアクションがありましたが、Fightfulによれば、この発言は事実そのもの。正確には解雇ではなく「契約満了をもって退団。契約更新なし」とのことです。
つい最近までジョン・シナとのストーリーが注目を浴びていたバックステージの人気者の退団は、団体内部に激しい動揺と困惑をもたらしています。
Fightfulによれば、今回の決定に対してWWE内部でも驚きの声が上がっており、ある内部関係者は「完全なナンセンス」「これは残酷すぎる」と語っているそうです。選手本人に問題があったわけではなく、現場の空気を和ませる人気者だっただけに、通常のリリースとはまったく異なる雰囲気だったといいます。
さらに混乱を呼んでいるのが、Rトゥルースが最近着用していた「Ron Cena(ロン・シナ。ロンは彼の本名)」TシャツがWWEショップで好調な売れ行きを記録していた点です。ジョン・シナへの憧れをネタにしたストーリーラインは好評で、Tシャツも人気アイテムとなっていたことから、WWEがなぜ彼の契約を更新しなかったのか、納得できない関係者も多いとか。
PWInsiderが取材したある選手は「Rトゥルースのような存在を切るなんて、信じられなかった」と語っています。トゥルースはロッカールームでも誰からも愛される存在であり、あらゆる場面……試合やコミカルなシーン、音楽、広報活動などに自然にフィットできる、稀有な人材とされていました。
また別の選手は、「今回の件で、どんなに長く在籍してても今後の保証はないと痛感した」と語り、自身の契約更新を早めに確保したいと感じたとも証言しています。選手たちの意識が変わってしまうほど、Rトゥルースの退団は衝撃的な出来事でした。
選手としてではなくても、タイタス・オニールや日本帰国時のカイリ・セインのように、アンバサダーなどの役職を与えるべきだったのではないか?この声も団体内で上がっているといいます。しかし、退団。長く尾を引く一件になりそうです。
そして、WWEから去るベテランは彼だけではなく…。カリートも退団を報告しました。

(Wrestling Observer, PWInsider, Fightful, Wrestling Inc, WrestlingNews.co)
あわせて読みたい

