WWEとTNA、そしてプロレスリング・ノアの提携により、以前は見られなかったような光景を目撃するようになったプロレス界。NXTを率いるショーン・マイケルズは、こうした提携に意義を感じています。
2024年、WWEはTNAとパートナーシップを締結し、ジョー・ヘンドリーやジョーディン・グレイスらのNXT参戦、またハーディー・ボーイズ(マット&ジェフ・ハーディー)やイライジャ(イライアス)らのWWE復帰が実現するなど、大きな注目を集める出来事がいくつも起き、若手たちも経験を積むことができています。
また、ノアとの間では中邑真輔やAJスタイルズ、オモスらのノア参戦、そして稲村愛輝のNXT遠征など、これまたファンを喜ばせる出来事がいくつもありました。
ビンス・マクマホン時代のWWEは閉鎖的な体制を取っており、他団体との提携には消極的でした。しかし、HHHがクリエイティブの責任者を務めるようになった2022年以降、団体は提携にオープンな態度を取るようになり、若手たちはより基調な経験を積むことができるようになりました。
プロデューサーとしてNXTを牽引するレジェンドレスラー、ショーン・マイケルズは、他団体との交流がWWEの若手たちに大きなメリットをもたらしていることを、最新のインタビューで語りました。
自分よりうまい相手とリングに立てば、確実に成長する。今まで知らなかったことを学ぶことができる。それこそが、TNAとの提携で得られた最大の成果の一つなんだ。
そして、ノアとの提携で、日本に渡って異なるスタイルを体得できる。逆にノアの選手たちがNXTに参戦してくれるのも大きい稲村愛輝はWWEにとって大きな戦力だ。ファンからも愛されてるし、我々も彼を気に入っている。
こうした提携や交流は、うちの選手の成長に大きく貢献している。それに、NXTが今のWWEで最も注目すべき番組である理由にもなっているんだ。
最近はメキシコの団体AAAを買収したWWE。エル・イホ・デル・ビキンゴなど世界レベルのルチャドールがWWEと交流する機会を得たことは、ルチャ・リブレ界において良いことでしょう。今後も、WWEを中心とした交流の輪は、若手たちの成長に大きな影響をもたらしていくはずです。
(SESCOOPS)
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