AEWでの1年近い飼い殺しから解放されてWWEへ移籍したリッキー・スタークス。
新天地では新リングネーム「リッキー・セインツ」名乗ることに決めた彼は、最近インタビューで「ベテランが俺のクリエイティブに口出ししてきた」「彼らに気に入られないと大変だ」などとAEWでの苦労を語り、これらが退団につながったと考えていることを明かしていました。
なぜ彼はAEWで1年近く出番を与えられなくなってしまったのか?彼自身はその理由をわかっていませんでした。しかき、その背景にはトニー・カーン社長の「ある方針」が影響していたようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、トニーがスタークスを干した理由は「彼はWWEへ行くつもりだ」と察知したことにあった可能性が高いようです。
スタークスは2022年にAEWからWWEへ移籍したコーディ・ローデスと親しく、2023年のRoyal Rumbleで彼をサポートするためにWWEのバックステージを訪問したほか、2024年のレッスルマニア40にも駆けつけました。こうした行動がトニーに疑念を持たせてしまったのかもしれません。
メルツァーは、2024年にWWEからAEWへ移籍したリコシェを引き合いに出し、「WWEは他団体へ移籍する選手を『重要な選手に負ける』という形で送り出すが、AEWはスタークスに対して『完全にリングから排除する』という形を取った」と指摘しています。リコシェはブロン・ブレイカーにコテンパンにやられる形でWWEから送り出されました。
コーディやジェイド・カーギルの時はこうではなかったのに、なぜスタークスはあんな目に遭ってしまったのでしょうか?
(Wrestling Observer, Cultaholic)
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