Bloodlineやケビン・オーエンズとの卓越したストーリーテリング、人気テレビ番組Jackassのジョニー・ノックスヴィルとのハチャメチャマッチ、ブロン・ブレイカーの格上げ…。サミ・ゼインは多くの仕事を成功に導いてきました。
プロレス界トップクラスの仕事人である彼は、WWEのクリエイティブチームとも対等に付き合えるように工夫を重ねています。彼の場合、提示されるアイデアに従うだけでなく自分からもアイデアを出し、それらを成功させることで信頼を勝ち取る……というスタイルを取っています。
最新のインタビューで、彼はクリエイティブチームからの提案に対して「ノー」と言うことはあるのかを質問され、次のように語りました。
ノーとは言わない。でも、アイデアは出す。たくさんね。幸運なことに、これまでの成功率がそこそこ高かったおかげで、クリエイティブチームも俺のアイデアをちゃんと聞いてくれるようになったんだ。
それに加えて、ここ数年のクリエイティブの変化、特にHHHが主導するようになった影響もあると思う。それ以前からも少しずつ関係性は築いてきたけどね。今では、俺の意見がちゃんと聞かれていると感じるよ。
もちろん、俺の提案がすべて採用されるわけじゃない。でも、「レスラーがまた変なアイデアを出してきた」って見られることもないんだ。中には良くないアイデアを出すレスラーもいるかもしれないけど、俺はそうならないようにしているつもりだよ。
俺はとにかくアイデアをたくさん出す。そして、意見を聞いてもらえることに感謝してるよ。もし採用されない場合でも、なぜダメなのかを説明してくれるし、「代わりにこういう方向で行きたい」といったフィードバックももらえる。でも、これも時間をかけて築いた信頼の結果なんだ。
WWEのストーリーに全員が常に組み込まれるわけじゃない。でも、俺はこの4~5年間、常に何かしらのストーリーラインに関わり続けている。そのチャンスをもらえていることは、決して当たり前のことじゃない。だからこそ、与えられた役割を全力でこなして、結果を残し続けることが大事なんだ。
(SESCOOPS)
あわせて読みたい

