2023年のAll Inでシングルマッチで対戦したウィル・オスプレイとクリス・ジェリコ。
オスプレイにとって、業界の大先輩であるジェリコは心の底から頼れる存在です。AEW世界王座の初代チャンピオンで、AEWを成功に導いてきたジェリコは、他団体である新日本プロレスで活躍していた頃のオスプレイの「命知らず」さを心配していたといいます。
最新のインタビューで、オスプレイは2018年にジェリコから電話でアドバイスを貰ったことを振り返りました。マーティ・スカル戦中のエプロンサイドでの攻防で首を痛めたり、その1ヶ月後のKUSHIDA戦でのエプロンからリングサイドへDDTの衝撃的な絵面など、ジェリコは将来有望な後輩の向こう見ずなスタイルが心配でならなかったようです。
そう、あのときジェリコが電話してきたんだ。俺はバカなことをして首をやっちまった。2018年、マーティ・スカルとの試合でスパニッシュ・フライをやったとき、俺の頭がエプロンに当たって、首があり得ない方向に曲がった。その瞬間、電流が腕に走ったのを感じた。最悪だったよ。それ以来、完全には戻っていない。
ジェリコが電話してきて、「お前、死ぬなよ。もっと自分を大事にしろ。受ける技を選べ。そんなムーブを毎回やる必要はない」って言われた。その言葉は刺さったよ。当時のジェリコはたまに新日本に来る程度だったのに、わざわざロッキー・ロメロから俺の番号を聞いて連絡してくれたんだ。彼は本気で俺のことを気にかけてくれていた。
プロモのことで相談すると、「誰にそれをやれって言われた?」「この人に」「やめとけ。それにはこういう理由がある」って的確な指摘をしてくれる。その説明を聞くと、なるほどって思うことばかりだよ。ジェリコはバックステージでも本当に頼りになる存在だ。
リング上でのリスク管理からプロモの細かいところまで、オスプレイにとってジェリコの助言は大きな財産になっているようです。

(Fightful)
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