コーディ・ローデスにとって、ジョン・シナは憧れの先輩でした。一時期は一緒にレンタカーを借りて全米をツアーし、コーディは運転手としてシナとの楽しい時間を過ごしたこともあります。
そんな彼にとって、憧れのシナにヒールターンされ、レッスルマニア41で「ベビーフェイスVSヒール」の構図で戦うことになるとは、夢にも思っていなかったでしょう。最近のRAWで、2人は激しいプロモ合戦を披露。シナはコーディやファンに対して、これまででは考えられないほどの罵詈雑言を浴びせています。
憧れのシナとレッスルマニアで対戦できる。しかも、WWE最高峰のベルトを賭けたタイトルマッチができる。しかし……。コーディの胸中は複雑です。最新のインタビューで、彼はシナへの憧れ、戦いへの想い、自分の使命について次のように語りました。
今回の試合は、特別な意味で「ビタースイート(苦くて甘い)」なんだよ。シナは本当に、俺が全力で吸収した相手だった。全部を学ぼうとした。でも、俺はシナが想像してたのとは違うやり方でここまで来たんだ。今回、俺がやらなきゃいけないのは、シナが「スーパー・シナ」だった頃にやっていたこと。つまり「とにかく勝つ」ってことなんだ。
最近のシナには敵も多い。でも、「レッスルマニア41で俺に勝ち、17度目の世界王座獲得を達成するかも」という期待も大きいんだ。んまあ、その夢は俺が止めさせてもらうよ。……彼に対してこんなことを考えなければならないという事自体が、今回の試合をビターなものにしていると言えるね。
レッスルマニアは、ここ3年ずっと俺が主役だった。今回で4度目のメインイベントだ。俺は本当にラッキーで、恵まれてると思ってる。仮にここで物語が終わったとしても、信じられないくらい幸せなキャリアだったと思えるよ。周りの人たちが俺を作ってくれたんだ。
憧れの先輩シナは、2025年で現役生活に別れを告げます。21世紀のWWEの顔である彼にとって、コーディ戦は最後のレッスルマニアでの試合。その相手を務めるという名誉を胸に、コーディは堂々と戦います。
当サイトでは、今後もレッスルマニア41でのコーディ・ローデスVSジョン・シナ戦の舞台裏や裏話など、最新情報を取り扱います。


(Fightful)
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