プロレス界が盛り上がりを見せる一方、ネットの世界でもプロレスが大きな話題になっています。SNSでは、今日もプロレスについて語り合ったり、持論を展開する人たちがたくさんいます。
彼らの中には、特定の団体やレスラーに対して批判的なスタンスを取っている人もいます。世界最大のプロレス団体で、近年のビジネスが絶好調のWWEも、全員から称賛を浴びることはできません。一定数の批判的な意見はつきまといます。
表立って活動する以上、批判の対象になるのは当然のことです。しかし、すべての意見がフラットに表示されるSNSの世界では、過激な意見や的外れの意見が大きく取り上げられることもあります。
WWEのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるHHHは、ネット上のあらゆる意見に対して冷静な態度を取っています。一定の距離を起き、「ネットは現実とは違う」ということを前提に向き合っています。最新のインタビューで、彼はネット上の意見について次のように語りました。
インターネットは現実じゃない。あそこで喚き散らしてる連中は現実世界とは違う。ネットを見てると、まるでこの業界が終わってるみたいに思える。
たとえばコーディ・ローデスに関して、「もうピーク過ぎた」ベビーフェイスとして死んだ」って言ってる奴らがいる。だけど、俺は毎晩1万人の観客が彼に熱狂してる光景を見てるんだ。グッズの売上もトップだぞ。言いたいこと言えばいいけどさ。
映画やドラマ、書籍と違って、プロレスは毎晩観客の反応を見られる。俺たちが集中しているのは、会場の観客たちのことなんだ。物語を進める中で、「これは刺さってる」「これはイマイチだな」ってリアルタイムで判断できるしね。
「ジェイ・ウーソなんて最悪だ」と言ってる人もいるよな? でも、会場のファンは、彼が出てきた瞬間にYeet!って叫んで、グッズも売れて、大盛り上がりだろ。ネットに書いてあるのは一部の声にすぎないんだよ。
競合団体のAEWは、ネット上の意見を取り入れることもある寛容な姿勢を取っています。こうしたところにも、両団体の違いが浮き彫りになっているようです。


(Fightful)
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