若くしてプロレス界で大きな成功を収め、現在はAEWのトップスターとして活躍するウィル・オスプレイ。31歳の現在は高額の契約を手にした彼ですが、下積み時代は金欠や「自分の実力と評価のギャップ」に苦しんでいたそうです。
最新のインタビューで、彼は2015年(22歳)の生活を振り返り、「自分のキャリアは、決して順風満帆ではなかった」と語りました。当時はRevProなどに参加し、AJスタイルズやマット・サイダルといった大物たちとも対戦していましたが、「自分の実力と評価のギャップ」に思い悩んでいました。
そんな日々を救ったのは、後に頼れる兄貴分になったあの男でした。
22歳だった俺は、風呂や窓のゴムの目地を打つ仕事をしてたんだ。平日はずっとその仕事。週末にプロレスラーとして活動してたんだけど、ジムに行くお金もなくて、自分がプロレスラーだと思えないような生活だったんだよ。
イギリスにやってくる海外の選手から対戦相手に指名されることが多くて、AJスタイルズやマット・サイダルとも戦ってたけど、「なんで俺なんだ?」と思ってた。自分の実力を信じられなかったんだよ。
そんな中、2015年10月にRevProでオカダ・カズチカと戦ったのさ。あの試合の後、新日本プロレスのオフィスの人たちが来て、「次のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアに出てくれ」と言ってくれた。ずっと出たいと思っていた大会だったから、もう狂ったように嬉しかったよ。
このオファーを機に、彼は新日本と正式契約。オカダ・カズチカ率いるCHAOSメンバーとなり、ジュニア戦線からヘビー級転向を経てIWGP世界ヘビー級王者にまで上り詰めました。
キャリアを救ってくれたオカダと共に、現在はAEWで活動するオスプレイ。彼ほどの才能が「自分の実力を信じられなかった」という下積み時代を考えると、プロレス界を牽引する現在の活躍ぶりが嬉しくなりますね。
(Fightful)
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