ハルク・ホーガンは間違いなくプロレス界最大のスターの一人ですが、晩年は様々な問題が取り沙汰されました。
特に大きな話題になったのは、黒人差別問題とセックステープの流出。特に前者は一時的にWWE殿堂から外れるきっかけにもなりました。こうした経緯もあって、プロレスラーたちやファンの「ホーガンへの思い」は複雑になりがちで、セス・ロリンズはホーガンの諸問題を真っ向から批判していました。
SmackDown最新回で、WWEはホーガンへの追悼の10カウントゴングを放送。また、過去の功績を称える映像も放送しました。しかし、その一方で、ホーガンの死に関するコメントが批判の対象になった人も。
ホーガンの死が報じられた当日、チェルシー・グリーンはCBSによるインタビューでホーガンへのコメントを求められ、「彼の賛否両論ある政治的立場はさておき、業界への功績や自分との交流、夫マット・カルドナへの影響は計り知れない」とコメントしました。
しかし、この発言や直後に削除したツイートが一部ファンから「ホーガンの人種差別スキャンダルなど『負の側面』を軽視した」と受け止められ、批判が相次ぐ事態に。これを受け、彼女はSNSで次のように釈明しました。
WWEで働いていると、世間との対話や生放送での質問対応を求められることが多い。昨日も生放送でホーガンについてコメントを求められたんだ。
明確にしておきたいのは、私はあらゆる差別に断固反対する、ということ。もし自分の返答やツイートが重大な問題を軽視しているように映ったなら、謝罪するよ。そんな意図は一切ない。複雑なレガシーに対しても、故人を敬意を持って語ろうと努力したつもりなんだ。
私は日々学んでいるし、これからも成長していきたいと思ってるよ。
過去の問題に触れないだけで批判されてしまう状況で、ホーガンについて発言するのは大変ですね。ビンス・マクマホンに関する発言も同じような状況ですが、どんな発言であれ批判されてしまうことは覚悟しなければならないのかもしれません。気の毒ですが…。




(Fightful)
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