2020年、CMパンクはザ・ミズに対して「サウジアラビアで血まみれの金を吸い取るアレでもしゃぶれ」と発言。これにより、サウジアラビアのWWEファンを怒らせました。
当時のパンクはAEWでプロレス界への復帰を果たす前で、多くのWWEスーパースターたちとの人間関係が破綻したままでした。2023年のWWE復帰後にそれらは解消されていきますが、当時のパンクがサウジアラビアとWWEの関係についてどう思っていたかを如実に物語る発言だと言えるでしょう。
サウジアラビアで開催されたPLE・Night of Championsのキックオフイベントに登場したパンクに対し、地元ファンはブーイングを浴びせました。しかし、このイベントで彼はサウジアラビアにしっかりと謝罪しました。
こいつは6年前のツイートについて謝れって言うんだ。正直、サウジアラビアとは全く関係ない。起き抜けで機嫌が悪くて、ザ・ミズにきつい言葉を投げてしまった。
ミズには謝罪したし、ムハンマド皇太子、サウジアラビアの皆さんにも本当に申し訳なく思ってる。

これを受け、自身もパンクとの人間関係に亀裂が走っていたチーフ・コンテンツ・オフィサーのHHHは、Night of Champions終了後の番組でパンクの成長を称賛しました。
10年前、CMパンクがサウジでWWEのリングに立つなんて想像もできなかった。でも人は成長し、変わり、学ぶものだ。
今週はシナとパンクが準備する姿を間近で見てきたけど、特にパンクが人間として大きく成長したのを感じた。サウジアラビアの人々の前で謝罪し、今の自分の立場とキャリア、与えられた機会を心から大切にしている。彼をとても誇りに思うよ。
WWEにとって、サウジアラビアは重要なビジネスパートナー。今後もパンクが現地のリングへ上がることがあるはずです。今回の謝罪は、今後のパンクのキャリアにおいても重要な出来事だったと言えるでしょう。
(Fightful)
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