新日本プロレスへの参戦でも知られるトム・ローラー。現役を続けられるかどうか不透明な状況に陥っているようです。
今日、彼はWrestling Observerの配信番組に登場。医師から「検査を受けた結果、左股関節の人工関節置換術と、脊椎の手術が必要と言われた」と現状を報告した上で、復帰の見通しが立たない状況であること、現役引退に追い込まれる可能性もあることを明かしました。
背中の一番下、L5-S1の椎骨部分の椎間板は、もはや存在していない。それに、脊柱もズレて神経を圧迫しているんだ。それが原因で左脚の感覚を失い、筋肉も萎縮した。本当に、歩くのも大変だよ。
すべては短期間で一気に進行したんだ。この状態がどれだけ長く欠場になるか分からないし、もう一度リングに上がれるかも分からない。すべては神経外科医の診断次第なんだよ。
今後は複数人の医師の診察を受ける予定で、人工椎間板置換という新しい手術の候補者とも言われてる。体調は最悪だけど、精神面や感情面は落ち着いてるよ。
彼の最後の試合は現地5月16日。4月に開催された新日本のアメリカ大会Windy City RiotではTJPと対戦し、敗れました。彼は、この状況について「長年に渡ってダメージが身体に蓄積したことによるもの」と説明しています。無事に回復することを願うばかりです…。
(Fightful)
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