近年、WWEはAEWが開催するPPVの同日にショーの開催を「後出し」で決めることが増えています。
その日にAEWがプロレス界の話題を独占することを防ぐ、AEWのショーのチケット売り上げを妨害する…など、その効果は多岐にわたります。
AEWのトニー・カーン社長は、こうしたWWEによる「対策」について「過去に例のないほど徹底した他団体潰しだ」とコメントしています。その影響を最も身近に感じるわけですから、脅威なのは間違いないでしょう。
WrestleVotesによれば、WWEの狙いは「話題の流れやネット上の勢いをWWEがコントロールすること」なのだそうです。
現地7月12日に開催されるAll InはAEWの年間最大興行ですが、WWEは同日にSaturday Night’s Main EventとNXT: The Great American Bashを、翌日に女子選手限定PLE・Evolutionを開催します。これにより、ネット上の話題はAll Inだけではなく、WWEのショーにも分散されます。
関係者は「最終的に、ファンが語るのはAEWの余韻だけじゃなく、WWEの動きでもあるわけだ」と指摘しており、WWEおよび親会社TKOの徹底的なAEW対策は今後も続くと思われます。
なお、今年はイギリス開催となるAEW&新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorと同日となる現地8月24日、WWEはアメリカ本土で NXT: Heatwaveを開催する予定です。
(Fightful)
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