AEWの年間最大興行All In。テキサス州グローブライフ・フィールドには27,000名を超えるファンが詰めかけました。
AEWのPPVは開催時間が長くなりがちですが、今回のAll Inは昼2時から始まる6時間近い長丁場に。その背景には、WWEが後出しでAll Inに2つのショー(同時間帯のNXT: The Great American Bash&夜のSaturday Night’s Main Event)を開催したことへの対抗心があったようです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、「プロレス戦争が起きていなければ、All Inはもっと短いショーになっていたはずだ」と指摘。AEWがWWEによる妨害行為に真っ向から応戦する構えを見せた結果、6時間近いショーになったと述べました。
AEWの長くなりがちなPPVは、ファンから「ずっと集中して見るのが難しい」と批判されることもあります。しかし、トニー・カーン社長はWWEに対抗するため、「長すぎる」と分かっていても計画を実行に移し、結果として最後の1時間がSaturday Night’s Main Eventの最初の1時間とバッティングすることになりました。
今後も、WWEはAEWのPPVに対して「後出し」でショーをぶつけていく方針だとされています。その日の話題をAEWに独占させたくない、チケットの売上を少しでも妨害したい…。こうしたハイレベルな争いは、両団体のコンテンツの質をぐっと上昇させ、プロレス界に大きな利益をもたらすことになるでしょう。
(Wrestling Inc, PWInsider, Wrestling Observer)
あわせて読みたい

【WWE】セス・ロリンズはSaturday Night’s Main Eventで負傷したわけではない?突然のキャッシュインに期待の声も
先日開催されたSaturday Night’s Main Eventで、セス・ロリンズは右膝を負傷。長期離脱の可能性もあります。 彼はLAナイト戦でのムーンサルトの着地に失敗。試合...

【AEW】ドクターストップのアダム・コールは脳震盪を起こしたと報じられる。無期限欠場へ
先日開催されたAll InでTNT王座を防衛予定だったものの、直前で出場がキャンセルになったアダム・コール。 All Inでファンに直接状況を説明した際、彼は事態の詳細は明かしませ...