21世紀を代表するタッグチーム、ブリスコ・ブラザーズ(ジェイ&マーク・ブリスコ)。彼らは世界中のリングでその才能を発揮し、タッグプロレスのレベルを上げてきました。
彼らほどの実力者であれば、WWEが目をつけないはずはありません。しかし、彼らはWWEとの契約を選ばず、ROHの顔とも呼べる存在として活躍し続けました。その理由は何だったのでしょうか?
最新のインタビューで、弟マークが「2015年にWWEからの契約オファーがあった」ことを明かし、それにサインしなかった理由を明かしました。
2015年頃だったと思う。WWEが俺たちにNXT入りを打診してきた。提示された条件はかなり良かった。ROH時代よりも多くの金額を提示されたよ。
このオファーを受けた2人は、ROHへの愛着や、WWE移籍=フロリダ移籍が必須であることなどからすぐに判断できませんでした。そしてROHの上司だったデリリアス&ジョー・コフCOOに相談。すると、ROHは契約条件を引き上げることを決断しました。2人はそれをWWEに伝えたものの…。
WWEはカウンターオファーを出さなかった。それで一気に答えは出たよ。「じゃあ、引っ越す必要はないな。ROHに残ろう」ってね。
マークは、これ以前にもWWEから接触があったことも明かしています。しかし、ジェイが過去に同性愛差別発言したことがSNSで問題視されたこともあって、WWE側がオファーを取り下げたといいます。
この同性愛差別発言には、彼らとの契約を望んだAEWのビジネスパートナーであるワーナー・ブラザース・ディスカバリーも問題視し、ブリスコズとしてのAEW参戦は最後まで実現しませんでした。
2023年にジェイが交通事故死したことにより、ブリスコ・ブラザーズが揃ってWWEへ入団する可能性は消滅。彼の死後、ワーナーは態度を変え、マーク単独でのAEW参戦が実現しました。彼は現在もAEWの人気レスラーとして活躍中です。
(Wrestling Inc)
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