Netflixで配信が始まった番組「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側」。WWEの舞台裏が明かされるこの番組には賛否両論が巻き起こっています。
この番組では、WWEのバックステージや脚本会議の様子までカメラが入り、かつて業界の暗黙の了解だった「舞台裏のベール」を次々と公開しています。しかし、プロレスという特殊なジャンルにおいて、ここまで秘密を自己開示することが批判されるのは仕方のないことです。
WWE殿堂入りレスラーのババ・レイ・ダッドリー(ブリー・レイ)も否定派の1人。名物番組Busted Open Radioで、「プロレスとマフィアの世界は似てる」とユニークな意見を語りました。
この番組は、業界の核心を暴露しすぎているよ。
自分より古い世代のベテランたちが最近、舞台裏を明かしすぎている現状に声を上げ始めた。「そのうち何も信じるものがなくなってしまう」「全て明かしてしまったら再建する土台が消える」という不安があるんだ。
いずれこの流れが一度終わった時、プロレス業界をどう再構築するのか、だな。全部作り物だと分かってしまえば、もうファンは信じてくれなくなる。
プロレスとマフィアは似ている。昔のように「何を見せ、何を隠すか」団体のトップ同士で協議すべきだ。全員で「ビジネスを守る意識」を持たなければならない。
この番組に関する議論は今後も続きそうです。プロレスファンにとっても、知りたくないことを知ってしまうかもしれない「閲覧注意」コンテンツかもしれません。

HHHが「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側」への批判に反論。「誰もが舞台裏のことを知ってる時代だ。本当のことを見せてるだけだよ」
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(Wrestling Inc)
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