2022年からWWEのクリエイティブの責任者を務めるHHH。心臓に病を抱える彼にとって、プロレス界の先頭に立ち続けるのは大変なことです。
現在56歳の彼は、2010年代にNXTの黄金期を築いたことでその手腕が高く評価され、全体の責任者になった現在も素晴らしいショーを生み出し続けています。ビンス・マクマホン時代のような現場のカオスさは緩和され、競争は激しいものの働きやすい職場だと感じているスタッフや選手もいるようです。
そんな彼の後継者になりたい…と名乗りを上げているのが、CMパンク、セス・ロリンズ、そしてコーディ・ローデスです。この3人はWWEの看板選手であり、抜群の知名度と頭脳を持っています。JBLはセス推しです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、HHHの後継者になりうる人物としてこの3人の名前を挙げ、それぞれの特徴や責任者としての資質に言及。特にコーディはHHHの「ある側面」をはるかに上回る能力を持っている…と指摘しました。
コーディやパンク、あるいはロリンズがブッカーとしてどうなのかは私にはわからない。実際にその立場に就いてみないと、彼らのブッキングの才能がどういうものかは誰にもわからないんだ。
ただ、コーディに関して言えば、政治的な面……彼は正しいことを言い、正しいことをするということだったり、メディア対応など全てにおいて、彼はHHHを遥かに凌ぐだろうね。記者会見で難しい質問をされた時を見ればわかる。コーディは常に良い答えを返すんだ。多くを語るわけではないが、見事な回答だ。一方でHHHは、ご存知の通り、常に良い答えを返せるとは限らない。
一人の人間としての能力が優れていたとしても、クリエイターやブッカーとして十分な働きができるかどうかは別の話。HHHやショーン・マイケルズはこの両方がずば抜けていますが、3人の場合はどうなるのでしょうか。

(Wrestling Observer)
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