2024年にWWEからAEWへ移籍したリコシェ。WWE時代のブッキングに不満があったこと、AEWではプロレスへの情熱を取り戻した…ということを繰り返し語ってきました。
最新のインタビューで、彼は2024年にWWEから退団した経緯について語り、WWEとの再契約に全く興味がなかったこと、かつてタレント・リレーション部門責任者だったジョン・ロウリネイティス(ジェニー・エース)のオフィスで不満をぶちまけたことがある…など、WWE時代の苦悩を語りました。
WWEのリングアナウンサーを務めていた妻サマンサ・アーヴィンと出会った時、俺の契約はまだ2年くらい残っていた。当時の俺は、「ああ、今日もWWEが望むことを何でもやるだけだ」って心境でさ。
蛍光ペンで線を引かれ、変更の余地がない台本を渡されて「これを言え」と指示されれば、OK、それに従う。リングに上って、対戦相手をよく見せたら仕事は終わりだ。そして契約が終わったら、それでサヨナラだ……ってね。
ある夜、ジョン・ロウリネイティスのオフィスに行ってこう言ったんだ。「来週ここに戻ってくるくらいなら、インディーシーンに行って稼げるだけの金を稼ぐ方がマシだ」ってね。俺は自分の不満を全部ぶちまけたんだ。状況は変わらないだろうし、キャラクターを育てる時間すら与えられないから成長もできないって感じてた。
そしたら彼は「ああ、そうか。まあ、我々は君をインターコンチネンタル王者にしようと考えていたんだが、興味はあるかい?」なんて言うんだ。俺は「いや、結構だ。俺が辞めたいってことは上層部に伝えてくれ。でも、ありがとう。感謝するよ」って答えたんだ。
WWEは彼をある程度評価しており、2019年から2020年までのRAWでエグゼクティブ・ディレクターを務めていた頃のポール・ヘイマンは「若者にアピールできる格好の人材」として彼を重宝していました。しかし、リコシェ本人にしてみれば、WWEの環境は肌に合わなかったのでしょう。
(Wrestling Inc)
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