2025年末での引退に向けて引退ロードを突っ走ってきたジョン・シナは、夏のWrestlepaloozaでブロック・レスナーと対戦しました。
法的問題を抱えながらWWEに復帰してきたかつてのライバルに対し、シナは手も足も出ずに完敗。相変わらずレスナーは獣のように強かった…。あまりにも一方的な展開に、「シナが雪辱を果たすリマッチがあるのでは?」とも噂されましたが、結局これが最後の対戦になります。
この試合は、「なぜシナをこんな形で負けさせるんだ?」など批判が殺到。元WWEのマット・ハーディーもダメ出ししています。
ジョン・シナの引退ロードで俺が唯一好きになれなかったのはブロック・レスナーとの一件だ。ただ彼が出てきて、一方的にやられるだけというのはな……。たぶん、シナ自身がそれを望んだんだろう。
だが、ブロックはそんなことをする必要がない選手だし、そこには何の「ペイオフ(感情的な見返り)」ないんだ。誰の心も動かさないようなシナリオだよ。俺はプロレスを感情の観点で考える人間だからね。
とはいえ、今シナがやっていること自体は完璧だと思うよ。みんなの感情や情緒にしっかりリンクしているからね。誰もがシナの終わりを感じてる…。でも、彼は今、最もピュアで、これまでにないほど本当の自分自身をさらけ出している。とてもリアルに感じるよ。
また、マットはSurvivor Seriesで予定されているシナ対ドミニク・ミステリオ戦のブッキングについても言及。彼は、シナがドミニクに敗れてインターコンチネンタル王座を失うのではなく、最後の試合まで保持し続けるべきだと提案しました。
俺なら、彼のインターコンチネンタル王座防衛ロードを最後の試合まで続けさせるね。シナに全力を尽くさせて、ドミニクの株を大いに上げさせるんだ。ドミニクから「辛くも逃げ切った」ように見せるのもいい。ある意味、ドミニクはこの試合で負けてシナが王座を防衛したとしても、試合前よりビッグスターになって戻ってくることができるはずだ。
もしシナが最後の試合にIC王者として臨み、どこかの怪物と戦うなら、非常に興味深いものになると思うんだ。「ジョン・シナは最後の試合で王座を失うのか、それとも勝って王者のまま引退するのか?」という問いが生まれるからさ。
(Wrestling Inc)
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