WWE屈指の人気選手に成長したドミニク・ミステリオ。彼が参考にしているのは、父レイ・ミステリオと自身の真剣争いを繰り広げたレジェンドレスラー、エディ・ゲレロです。
先日、レイはエディの没後20年を受けてThe Players’ Tribuneに寄稿し、ドミニクが台頭した背景に「エディのスタイルを参考にしたこと」が大きかったと語っていました。ドミニク自身もエディからの影響を隠さず、常にリスペクトを捧げています。

WWEが公開した最新の動画の中で、ドミニクはエディからの影響を語っています。
彼は俺たち家族のために多くのことをしてくれたよ。あの親権争奪戦のアイデア自体、彼が出したものだったからね。彼はいつも俺が大丈夫か、ちゃんと世話をされているかを確認してくれていた。いつもとても親切で、助けになってくれる、まさに希望の光のような存在だったよ。
エディが亡くなった時、親父が泣くのを初めて見たんだ。エディには辛い過去があったことは知っている。彼が過去に多くのこと、依存症なんかに苦しんで、それと戦っていたことも知っているよ。俺と一緒にあのアングルをやっていた頃、彼は人間として最高の状態だったと思う。
動画では、ドミニクがプロレスのトレーニングを始める前、大学を中退し、何をしたいのか分からずにいた時期についても触れられています。
当時の俺は体重が260ポンド(約118kg)くらいあって、人生について迷っていたんだ。今の妻、当時の彼女だけど、彼女はそれを分かっていた。俺は彼女に言ったんだ。「チャンスはある。タンパに行って6ヶ月間トレーニングするかもしれないけど、本当はやりたくないんだ。離れたくない」ってね。ただ泣き出して、ボロボロ泣いたのを覚えているよ。
そしたら彼女は俺を見てこう言ったんだ。「ドム、行かなきゃダメだ。君はこれをやるべきだよ」って。これはすべてエディのおかげだよ。俺は彼をすごくたくさん見てきたから、自然とそうなったんだ。リア・リプリーとの関係もそうだけど、あれってエディとチャイナみたいだろ?今俺たちがやっている「嘘をつき、騙し、盗む」こともね。
エディ本人は知る由もないけど、彼が種を蒔いたんだよ。彼はいつもそこにいてくれた。ずっとね。

(Fightful)
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