ジョン・シナの父(ジョン・シナ・シニア)が、息子の引退試合の対戦相手を巡る議論に加わり、誰が相手になるべきではないかについて明確な立場を示しました。
現在開催中のトーナメントで優勝した選手が、現地12月13日のSaturday Night’s Main Eventでシナの引退試合の相手を務めることになります。決勝に残っているのはグンターとLAナイト。グンターは以前から「引退試合の最有力候補」であり、トーナメントでの優勝に期待がかかっています。
しかし、WWE内部で「シナの引退試合は、果たしてグンターが相手でいいのか?」と不満の声が上がっていると報じられているように、「グンター懐疑論」もあります。WWE内部では「グンターはこれからのWWEで大活躍する選手なのだから、そういうものなんだろう」と言い聞かせて納得する関係者もいるようですが、ジョン・シナ・シニアはそうではありません。
最新のインタビューで、自身もプロレス界での経験を持つシニアは「息子の引退試合にふさわしい相手」について、次のように語りました。
まあ、間違いなくグンターではないだろうね。それが賢明な動きだとは思わない。ファンもそれを喜ばないと思うよ。グンターに「箔付け」は必要ないんだ。ついでに言うと、俺は「去り際に誰かをプッシュして格上げさせなきゃいけない」という考え方自体、好きじゃないんだ。たいまつを渡すべきだとは言うが、それがプロレスのルールブックのどこかに書かれているわけじゃないだろ?
もしその例え(たいまつの継承)を使うなら、彼はすでにコーディ・ローデス相手にそれをやってのけたんだ。彼はタイトルのためにコーディを倒した。そしてタイトルを返した。彼らは抱擁を交わし、コーディは涙ぐんでいた。たいまつは渡されたんだよ。
彼はその道中で、特にドミニク・ミステリオに対して、しっかりとお墨付きを与えたと思うよ。あれはとてつもなく大きな出来事だった。
他に誰と戦うべきかって? 本当にカート・アングルがリングに戻ってこれたらよかったのにと思うよ。シナとアングルのラストマッチなんて最高じゃないか。俺はいつも言ってるんだが、本心からバロン・コービンがアングルの引退試合の相手になるべきじゃなかったと思ってる。あれはシナであるべきだったんだ。

(Fightful)
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