AEWの若手トップスターの一人であるカイル・フレッチャーは、2025年に開催されたAll Inについて軽率な発言をしてしまったことで批判されています。
元々、彼はAll Inでアダム・コールの持つTNT王座に挑戦する予定でした。しかし、コールが深刻な脳震盪により試合出場が不可能となり、王座を返上。結局、空位のTNT王座戦は4wayマッチで行われ、ダスティン・ローデスが新王者となりました。フレッチャーにとっては、シングルマッチでのタイトル挑戦の機会を失った上に試合に敗れる…という散々な一日になったのです。
しかし、先日のインタビューでAll Inについて「人生最悪の日だ」と振り返ったことが、ファンからの反感を買いました。コールが現役復帰が困難な状況に直面していることこと、All In直前の抗争中にフレッチャーがコールへ危険な技を決めていたことなどから、「お前が何を言っているんだ?」と意図せぬ反応を起こしてしまったのです。
俺のこれまでの人生で、最悪の日の一つだったよ。あれだけ不安が募っていて、自分自身にプレッシャーをかけていたんだから……。あの大会に向けて、2、3ヶ月前からずっと減量もしていたんだ。毎日、この瞬間のこと、この試合のこと、そのすべてを考えていたよ。
そして、大会の5時間前に突然はしごを外されたんだ。あれがどんな気分か、言葉でうまく説明するのは無理だね。ただ奇妙な宙ぶらりんの状態だった。何が起こるか全く分からなかったし、あの大会のために母親も呼んでいたんだ。俺にとって間違いなく大事な日だったのに、すべてがクソみたいな結果に終わってしまった。もちろん、これはあくまで俺の視点からの話だけどな。
批判を受け、彼は最新のインタビューで謝罪。現代プロレス界においてインタビューで発言することの難しさも吐露しました。難しい状況についてどう語るのか……彼を責めるばかりなのもかわいそうな気がしてきます。
先日の自分のコメントについては、言葉の選び方に自分自身でもすごく腹が立っているんだ。自分の話し方や使った言葉について謝罪したい。人生で最悪の日のひとつだなんて、少し無神経な言葉だったと思う。
あの質問に答えた時の俺の思考としては、他人のストーリーを勝手に語りたくないというものだった。あの状況全体…その多くはアダムが語るべきストーリーだからね。あのインタビューでは、俺の感情について質問されたんだ。だから、アダムに起きたことには極力触れず、自分の気持ちだけにフォーカスしようと最善を尽くした。正直に言って、あれは俺の人生で最悪の日のひとつだったよ。
今はケーフェイが存在するようで存在しないような、奇妙な時代だ。彼に起きた一連の出来事について、俺の耳元で「プロモでアダム・コールにケガをさせたとアピールして、ヒートを買うのに利用しろ」なんて言ってくる連中もいる。俺はそんなこと、少しも良いと思えなかった。だから、その話題には極力触れないようにしてきたんだ。
でも、あれが俺の人生で最悪の日のひとつだった理由のひとつは、俺が心から尊敬し、憧れている人がリングに立ち、涙を流しながら、二度とプロレスができないかもしれないと語るのを見なければならなかったからだ。そして俺は、それが自分のせいかもしれないと分かっていながら、アリーナにいる全員が俺のせいだと分かっていながら、リングに出て試合をしなければならなかった。
どんな精神状態だったか、想像がつくだろ?いろんな感情が渦巻いていたよ。あの状況全体が本当に最悪だった。繰り返しになるけど、本当にこの話はしたくないんだ。アダムが今経験していること、そして経験してきたことに比べれば、俺の感情なんてちっぽけなものだから、俺には文句を言う権利なんてないと感じている。
でも、あのインタビューでは、俺はその日の自分の感情について聞かれた。だから、そのことについて話そうとしたんだ。もう一度謝罪するよ。かなりひどい言葉選びをしてしまったと思うけど、あれは俺の偽らざる本心だったんだ。
(Fightful)
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