Backlashでジョン・シナが発表した新企画ジョン・シナ・クラシック。
メインロースターとNXTロースターが参加し、ファン投票によって「試合に敗れた選手」にも優勝の可能性がある…という、特殊なルールの大会です。シナ自身が「失敗の可能性もある」と明かしているように、この試みが成功するかどうかは未知数なところがあります。
元WWE上層部で現AEWのジェフ・ジャレットは、自身のPodcast番組でこの新企画の問題点を指摘。プロレスを観戦する上で必要不可欠な「現実として楽しむこと」が、勝敗が本質的な意味を持たなくなった際に問題になるとした上で、ジョン・シナ・クラシックではSNSでの投票要素が「王者」を決定づけるため、まさにこの事態を引き起こすことになるだろう、と予想しました。
ビジネス的な観点から見れば理解できるよ。視聴者を巻き込むための導線であって、Xでの投票やTikTokでの投票など、あらゆるSNSプラットフォームで展開されるのだろう。様々なSNS向けの専用コンテンツが用意されるはずだ。
でもストーリーテリングの観点から見ると、試合に勝たなくても王者になれるというのはどうなんだろうか?
俺たちは少し考えすぎているのかもしれないし、これが今の現実だというのも分かる。世界中がプロレスを「台本のあるエンターテインメント」だと知っているからね。
それでも、少なくとも俺たちは、誰かがタイトルを「勝ち取ろう」とするストーリーに没頭したいんだ。このフォーマットは、俺たちの世界で重要とされる「現実として楽しむこと」という要素を奪ってしまう。
2時間や3時間の番組、あるいは3時間のプレミアム・ライブ・イベントを見ている時に、ストーリーに没入する必要がないのなら、ヒップトスが出ようが、カウント2.9で返す劇的な展開があろうが、トップロープからの派手な技が繰り出されようが、誰が関心を持つというんだ?

(Fightful)
あわせて読みたい






