レッスルマニアに向けたストーリーラインに、WWEの親会社TKOが介入するケースが続いています。
レッスルマニア40のザ・ロック、レッスルマニア41のトラヴィス・スコット、そしてレッスルマニア42のパット・マカフィー&ジェリー・ロール…。特にレッスルマニア42での介入はファンからも現場からも大不評で、プロレスを心から愛するマカフィーは不評を気にしてWWEから去る決断をしたと報じられています。

TKOのCEOを務めるマーク・シャピロは、アラバマ大学の授業で「TKOはWWEのクリエイティブを完全にコントロールしている」「セレブリティ投入はWWEの成長に繋がる。去っていく人もいるだろうけどね」など、刺激的な発言をしていました。実際、TKOがストーリーに介入するケースはどの程度あるのでしょうか?
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、TKOがクリエイティブの最終決定権を持っているのは事実である一方、それが行使されることはほとんどないそうです。しかし、現場では「レッスルマニア42では、最悪のタイミングで行使した」…と認識されているのだとか。何か月もかけて構築された統一WWE王座のストーリー、コーディ・ローデスとランディ・オートンの抗争は、TKO主導でマカフィーやロールが介入することで、セレブリティが注目を奪ってしまう結果に。現場では大混乱が起きていたといいます。
また、メルツァーは、少なくとも一人のWWE関係者が、TKOとWWEクリエイティブチームの間で怒るであろう衝突をずっと前から予想していたと指摘しています。TKOとWWEの間で多くの主導権争いが行われ、それがシャピーロらTKO上層部によって助長されている…。今回のケースは、それが最悪の形で表出してしまったようです。
コーディやCMパンクが、ファンや現場の不満を代弁するプロモを披露する事態に発展したレッスルマニア42。TKOは今後もセレブリティを重宝していくでしょうし、WWEの現場が振り回されるケースは度々見られそうです。
(Wrestling Observer)
あわせて読みたい





