WWEでタッグ王座を2度戴冠したジャスティン・ガブリエル。「自身の能力に限界を感じた」という理由でWWEを退団し、リングネームを”PJブラック”に変更。2016年からはルチャ・アンダーグラウンドを主戦場に活動していました。
2019年、ブラックはROHに移籍。その理由の1つに、ROHが新日本プロレスと提携関係にあることを挙げていました。
最新のインタビューで、ブラックはROHの魅力として「クリエイティブ・コントロールの自由」と「スケジュールの自由度」を挙げ、WWEとROHを比較しています。
アーティストならやりたいことをするだけ
「プロレスはartだ」と語るブラック。ROHのクリエイティブ・コントロールの自由とスケジュールのゆるさは「自分にあっている」そうです。古巣のWWEでの活動について、こう語っています。
WWEのことは大好き。だけど、あそこでは、みんなある種の手錠をかけられているんだ。自分がどういう存在なのか、どれくらいのカードに出場するレスラーなのかによって、自由度は明らかに変わってくる。
2019年4月にWWEとの契約が切れることになっていたAJスタイルズは、過去の実績から一定の休みを保証されていたランディ・オートンと同様の契約内容を求めてWWEと交渉を続けていました。AEW移籍の噂もあったものの、結局はWWEと契約を更新。ベテランの域に入ってきたAJは、おそらくオートン級の契約をゲットしたものと思われます。
AJのような名実ともに世界一のプロレスラーならともかく、ジャスティン・ガブリエルのようなレスラーにとって、WWEは「帯に短し襷に長し」な環境だったようです。WWE退団、そしてROH入団という決断をしたブラックのメンタリティは、次の言葉に集約されているような気がします。
大金を稼ぐことができる。人によっては素晴らしいことだ。家族がいるなら、すべきことをすればいい。でも、もしアーティストなら、やりたいことをするべきなんだよ。
かっこいい!
(参考:Fightful)
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