5時間半にも及ぶ長丁場となった新日本プロレスとROHの合同興行”G1 SUPERCARD”。ダークマッチにグレート・ムタが登場するというサプライズあり、IWGPジュニアヘビー級王座決定3wayマッチの熱戦あり、内藤哲也 VS 飯伏幸太の激突あり、ジェイ・ホワイト VS オカダ・カズチカの極上の切り返し合戦あり。個人的には満足のできる興行だったと思います。とんでもないハプニングはありましたけど……。
エンツォ・アモーレとビッグ・キャスがG1 SUPERCARDの試合中に客席から乱入して大暴れ。棚橋ザック戦の前に客席から大ブーイングが起こる
プロレス界のお騒がせ男、エンツォ・アモーレ。WWEから解雇された後も各地で騒動を起こしていました。そして、エンツォのタッグパートナーだったビッグ・キャスも複数の問題を起こしてWWE...
さて、海外ファンの反応を見てみましょう。新日本プロレスにとって過去最大規模のアメリカ興行になった”G1 SUPERCARD”はどのように受け止められたのでしょうか。まずはみんなの総意からどうぞ。
みんなの総意
点をつけるならこんな感じ。
ROH:2
新日本:9
トータル:5.5
おやすみ、みんな。
ROH:2
新日本:9
トータル:5.5
おやすみ、みんな。
興行の構造上、新日本とROHを比較する意見がほとんどなので、どちらへの言及に比重が置かれているかで分類しました。
絶賛される新日本
このショーはとても興味深い。The Eliteという大きな存在を失った2つの団体の反応を見て取れたからだ。
新日本は問題なさそうだね。彼らは一歩も後退していない。ケニー・オメガの存在を一度も感じさせなかった。ハードヒッターたちはいつも通りのパフォーマンスをして、観客を大興奮させた。素晴らしいよ。
ROHはファック。
新日本は問題なさそうだね。彼らは一歩も後退していない。ケニー・オメガの存在を一度も感じさせなかった。ハードヒッターたちはいつも通りのパフォーマンスをして、観客を大興奮させた。素晴らしいよ。
ROHはファック。
新日本にはこの規模の興行をアメリカで年2回はやってほしい。とても楽しかったよ。
ただ、ROHは話にならない。早く関係を切り捨てるべきだと思った。
ただ、ROHは話にならない。早く関係を切り捨てるべきだと思った。
私の感想
新日本は彼らが得意とするものにこだわった。チャンピオンたちは超かっこよかったね。彼らはプロレスを通してストーリーを語った。
一方、ROHはECWの復活を目指した。彼らは一生懸命だったし、いくつかはうまく行っていたけど、ほとんどはショーをダメにした。
両団体は今後について再検討する必要があると思う。ショーの半分は観客が求めたものだったけど、もう半分には拒否反応が出たわけだし。
新日本は彼らが得意とするものにこだわった。チャンピオンたちは超かっこよかったね。彼らはプロレスを通してストーリーを語った。
一方、ROHはECWの復活を目指した。彼らは一生懸命だったし、いくつかはうまく行っていたけど、ほとんどはショーをダメにした。
両団体は今後について再検討する必要があると思う。ショーの半分は観客が求めたものだったけど、もう半分には拒否反応が出たわけだし。
棚橋弘至 VS ザック・セイバー・ジュニア、内藤哲也 VS 飯伏幸太、ジェイ・ホワイト VS オカダ・カズチカは最高。ROH世界王座のラダーマッチはこの3試合に挟まれてしまったのが運の尽きだったと思う。この3試合はマジで凄かったからね。
マッチ・オブ・ザ・ナイトは内藤 VS 飯伏だ。私は叫んだ。泣いた。踊った。10点満点。
ROHの試合は見てて疲れるよ。アマチュアみたいだ。新日本に最大限の感謝を。彼らがこのショーを救ってくれた。
酷評されるROH
私がもしハロルド・メイ社長なら、すぐにAEWに電話するよ。それがダメならソロでやっていく。1人でやってけるだけの人材は揃っているからね。
新日本にとって、ROHとの提携はなんの得もない。新たなチャンピオン(マット・テイヴェン)は助けにならない。The Eliteの離脱がROHにどれほどの打撃を与えたかがわかったよ。ROHの軸も、ファンの興味を惹くのも彼らだったんだ。
新日本にとって、ROHとの提携はなんの得もない。新たなチャンピオン(マット・テイヴェン)は助けにならない。The Eliteの離脱がROHにどれほどの打撃を与えたかがわかったよ。ROHの軸も、ファンの興味を惹くのも彼らだったんだ。
新日本はプロフェッショナルだったけど、ROHはとんだ詐欺師だったな。
でも、ジェフ・コブはよかったよ。新日本とフルタイム契約してほしい。
ドラゴン・リーも!
バンディードとルーシュも忘れないで!
PCOもな!
PCOよかったよね。鈴木みのる戦、石井智宏戦を見たくなったよ。
ROH側にもいい試合はあったよ。これは間違いない。バンディード、ジェフ・コブ、ルーシュは素晴らしかったし。ただ、その他のROHレスラーたちはROHの現状を体現していたように思う。つまり、昨日のNXT Takeover: New Yorkとは比べ物にならないほど酷かったってことだ。
ROHをNXTと比較するなんて、相手に失礼なくらいだ。新日本のタイトルマッチ以外の試合は3流って感じだったよ。
今日の興行を例えるなら、5つ星の高級レストランとタコベルが腕をふるって料理を用意してくれた、みたいな感じ。
G1 SUPERCARDの良い点と悪い点を個人的に整理してみた。
良い点:新日本のメンバー全員、PCOとブロディ・キング、ジェフ・コブ、ルーシュ
悪い点:ROHが関わった全て
特に言いたいのは……、岩谷麻優は世界有数の女子レスラーだよな。にもかかわらず、ROHは彼女を捨てた。そして美女軍団をストーリーラインに組み込んだんだ。これは特に酷い。
良い点:新日本のメンバー全員、PCOとブロディ・キング、ジェフ・コブ、ルーシュ
悪い点:ROHが関わった全て
特に言いたいのは……、岩谷麻優は世界有数の女子レスラーだよな。にもかかわらず、ROHは彼女を捨てた。そして美女軍団をストーリーラインに組み込んだんだ。これは特に酷い。
ブリー・レイのストリート・ファイト・マッチは楽しみながら見たよ。楽しくて、メチャクチャな試合だったと思う。ただ、岩谷麻優の扱いの件は完全に同意だね。麻優が負けたこと、試合後の訳わからん挑戦表明も含めて。
新日本とROHの格の違いを見せつけられたな。普段のコラボレーションよりずっと。マジで退屈だ。
(Reddit)
まとめ
ROHは完全にダメだったわけじゃなくて、いい試合もあったと思います。ラダーマッチもストリート・ファイト・マッチも楽しみました。ただ、悪い点はとことん目につくのが残念でしたね。特にHonor RumbleのROH所属レスラーたちにはガッカリしたし、「岩谷麻優の扱いが残念」という意見には同意します。
新日本とAEWの提携を望む声が大きいのは理解できます。ただ、まだ旗揚げ興行さえやっていない現時点では提携はありえないでしょうし、当分ROHとの関係が続くことは間違いないわけです。今回の興行もROHの協力無くしては実現不可能でしたし、難しいところですね。