2020年1月にROHとの再契約に合意し、ヘッドブッカーに就任したマーティ・スカル。新たな一歩を踏み出した2020年は彼にとって特別な一年になるはずでした。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって計画は多いに狂い、ROHは5月末までの全イベントをキャンセルするという苦渋の決断を下しました。
この決断について、ROH公式Podcast番組に出演したスカルは、こう語っています。
胸が張り裂けそうだった。でも、「ショーはやれない」と思ったんだ。この事態はプロレスを遥かに凌駕してる。プロレスのショーをやるなんて無責任なことだ。
俺ほど深い悲しみの底に落ちた人はいない。1月からショーに携わってきたが、自分が完全にコントロールできるのは、今となってはキャンセルされてしまったショーが初めてだと感じていたんだ。何時間もかけていろんなことを考えていたんだよ。
たくさんのサプライズを用意していた。たくさんの新しいこと、ワクワクするようなことを。ショーをどうしても実現したいと思った。でも、結局の所、人の命を危険に晒すほどの価値はなかったんだ。
無念さが伝わってきます。The Eliteの仲間たちとは違う道を選び、歩んでいこうという決意は、新たな感染症の前では無力でした。
世界中のプロレス団体が苦しい状況にある中、各団体はどのように生き残っていくのでしょうか?ROHの生き残るための策とは?
(参考: SESCOOPS)
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