2026年4月に開催されたWWEのレッスルマニア42は、2日間のチケット売上高が約3600万ドル(約57億円)にとどまり、2025年のレッスルマニア41から45.5%減少しました。開催前からチケットの売り上げ不振が話題になっていましたが、それが数字としてはっきり現れています。
Wrestlenomicsによると、初日はコーディ・ローデス対ランディ・オートンがメインイベントを務め、チケット販売数は45,215枚、売上高は1744万1679ドル(約27億円)でした。CMパンク対ローマン・レインズがメインイベントを務めた2日目は、48,158枚を販売し、1855万8414ドル(約29億円)の売上高を記録しました。
2025年のレッスルマニア41は、2日間で113,412枚のチケットを販売し、6607万4558ドル(約104億円)を売り上げていました。これに対して2026年のレッスルマニア42は、販売数が93,373枚で前年比17.7%減、売上高は3600万93ドルで45.5%減となっています。両大会ともラスベガスのアレジアント・スタジアムで開催されましたが、レッスルマニア42はチケットの値引きが行われ平均販売価格が減少したことで、これほど大きな差がついてしまったものと思われます。
もっとも、今回の興行成績もレッスルマニアの歴史では上位に入ります。Wrestlenomicsによると、インフレ調整後のチケット売上高は2日目が歴代6位、初日が9位に相当します。歴代1位と2位は、2025年のレッスルマニア41の2日間が占めています。
レッスルマニア42は当初、ニューオーリンズで開催される予定でしたが、WWEは方針を変更してラスベガスでの2年連続開催を決定しました。ラスベガス観光局からは開催地として600万ドルが支払われ、約430万ドルの税額控除も承認されています。いずれも前年を上回る条件でした。
しかし、一部で「2年連続のラスベガス開催が売上減に繋がった」と指摘する声もあります。レッスルマニアほどのブランド価値のあるショーとはいえ、同じ会場で開催することで新鮮味が薄れたり、「わざわざ今年も行く必要はない」と考えてしまうファンも多かったとされています。また、チケット価格の高騰が続いていることも、売上枚数の減少に繋がったようです。
WWEのニック・カーン社長は4月、TKOの社内会議でラスベガスでの2年連続開催について言及しました。POST Wrestlingが入手した会議の音声によると、カーン社長は次のように語っています。
数字が下がったとはいえ、それでも莫大な利益を生み出したショーでした。TKO体制におけるレッスルマニアのあり方には様々な意見があり、2027年にサウジアラビアで開催予定のレッスルマニア43がどうなるかも不透明なところがありますが、今後はどうなるでしょうか?
(情報源: Pollstar / Wrestlenomics / POST Wrestling / Wrestling Observer)







