WWEが現地時間10月25日にアイルランド・ダブリンで開催予定だったPPV”NXT UK TakeOver: Dublin”がまたしても延期になりました。
このイベントは、最初の計画では2020年4月に開催予定でした。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックが起きた影響で開催は10月に延期となり、NXT UKは長い活動休止期間に入ります。
9月に放送は再開されたものの、やはり10月にPPVを開催することは難しかったようです。PWInsiderによれば、WWEは開催日を2021年6月20日に延期しました。
6月下旬にTwitterで盛り上がりを見せた”#SpeakingOut”ムーブメントの中で、NXT UKに所属する複数の選手の問題行為が告発されました。彼らの本拠地がNXT UKの拠点であるイギリスに集中していたこともあり、WWEはブランド内の構造的な変化を進めています。
例えば、現役選手のピーロ・ダンが番組のプロデューサーに就任したほか、PROGRESS創設者の1人であるジム・スモールマンをヘッドライターに昇格させました。その代わり、これまで番組プロデューサーなどの役職で活動してきたグレン・ジョセフがプロデューサーから辞任したそうです。彼はPROGRESSの共同オーナーの1人でもありましたが、”#SpeakingOut”ムーブメントを受けてその座から退いていました。
パンデミックが起きた後、RAW・SmackDownやNXTはPPVを無観客で放送しています。”TakeOver: Dublin”が異なる対応となったのは、いくつかの要因がありそうです。”#SpeakingOut”ムーブメントの影響もあり得ますが、同イベントはアイルランドで初めて開催されるWWEのPPVです。観客を入れて開催したいという意思が働いている可能性も考えられます。
(Fightful)