「Double or Nothing」でのCasino Battle Royaleに勝利し、ケニー・オメガの持つAEW世界王座への挑戦権を獲得したジャングル・ボーイ。AEWの若手のホープで、ダービー・アリンやMJFに次ぐスター候補です。
彼はインディ時代からバルティモラの大ヒット曲「Tarzan Boy」を入場曲として利用しており、AEW入団後は権利問題で使えない時期もありましたが、2021年からは再びこの曲で入場することができるようになりました。
DoN終了後の記者会見で、彼は「この曲を使うようになった理由」を明かしました。
ちょっと言いすぎかもしれないけど、出番の前は気分が悪くなっちゃうんだよ。いつもそう。さあステージに出ていくぞって時に、ゴミ箱に吐いてから行くこともあるからね。めちゃくちゃ緊張するタイプなんだ。でも、今は入場曲を聞いたら落ち着くことができて、すぐに具合がよくなるようになった。いくぞ、やってやるぞって気分になるんだよね。前はすぐに効果が切れちゃってたんだけど、今は入場曲を聞いたファンのリアクションも大きいし、みんな楽しんでくれているから、とてもうれしいよ。入場曲には本当に助けられてると思う。
元々はどうかしてる話でさ。あの曲(Tarzan Boy)を使うようになったのはジョーイ・ジャネラのアイデアなんだ。俺自身はまったく知らない曲だったんだけど、ジャネラが「これを入場曲にするべきだよ」って。誰の曲かも知らないし、ちょっとマヌケな曲だなとさえ思ったくらいなんだけど、ファンの反応が本当に良くて、それで好きになったんだよ。でも、AEWに来たことで、権利の関係で曲を使えなくなってしまった。魔法が解けてしまったような気がしたんだ。
実は、トニー・カーン(社長)がこの曲のことをずっと復活させたがっていて、「絶対に権利問題を解決してあげる。俺が買うよ」みたいなことをテンション高めで言ってたくらいなんだ。俺は「ありがとう。またあの曲で入場できたら最高だね。でも、期待しないでおくよ」と言い返したりしてさ。それで、一体どうやったのかはわからないんだけど、トニーは権利問題をなんとかしちゃったんだよ。今年の初め頃のことだね。これで風向きが変わったような気がする。全く新しいレベルにやってきたような気分だ。トニーは本当に最高だよ。寛大で、情熱的で、いろんなことにエキサイティングして……まあ、いろんな意味でね。俺のためにそういうことをしてくれて、本当に感謝してるんだ。
この手の裏話は大好きです……。ジャネラはいろんなところに影響を与えていますね。
Tarzan Boyはイタロ・ディスコの曲ですし、ジャングル・ボーイが「マヌケ」だと思うのは無理もない話です。このジャンルに精通している電気グルーヴもこんな感じで紹介するニッチなジャンルですからね……。
(Wrestling Inc)