現地時間5月30日に開催されたPPV「Double or Nothing」で志田光を破り、AEW女子世界王座の新チャンピオンになったブリット・ベイカー。成長を続ける彼女のタイトル奪取には、会場のファンから大きな拍手が送られました。
PPV終了後の記者会見の中で、彼女はいくつかのトピックに言及しています。
女性部門への批判
AEWは女性部門の層の薄さを批判されることが多く、PPVでも試合数は1〜2試合程度です。しかし、Dynamiteのメインイベントとして行われたブリット・ベイカー VS サンダー・ロサのデスマッチは高い評価を得たように、改善も見られるようになりました。日米でのトーナメントも盛り上がりましたし、2021年はいい具合に進んでいるような印象です。
ベイカーは、部門への批判の声について次のようにコメントしています。
成長と学習という、とても難しい過程にあるんだよ。たくさんの批判の声を聞くのはつらいけど、たとえ世界一のレスラーだとしても、成長するためには批判に耳を傾けないといけない。私に対する批判は多かったけど、その分成長できたしね。
Dynamiteの放送が始まった当時は、部門への批判の大半は女性選手による試合の放送時間だったと思う。私たちのほとんどはテレビ番組で試合をするという経験がなかったから、ファンのみんなの目の前で部門全体として学び、成長していったんだよ。それこそが私たちの魅力であり、みんながブームに乗ってくれている理由だと思う。
AEWでの活動を助けてくれている人
AEWには多くの選手・スタッフが在籍しています。若手から海千山千の大ベテランまで、団体として成長するために日々努力を重ねています。
ベイカーにとって、活動の助けとなっているのは誰なのでしょうか。
トニー・カーン(社長)とはとても仲良くしてる。いろんな人から批判され、自分を見失っている時に、私を信じてくれた人だしね。トニーはいつもブリット・ベイカーというレスラーのことを信用してくれていると思う。彼がいてくれたからこそ、私はタイトルを手にすることができたんじゃないかな。
あとは、クリス・ジェリコ。100回くらい助けてもらったと思う。リッキー・スタークスのアドバイスはとても参考になるし、Codyのプロレスに対する考えは素晴らしい。ケニー(・オメガ)、ジェリー・リン、ダスティン・ローデスのように、AEWには優れたコーチもたくさんいる。だから、最大限に活用しないともったいないよ。「最高のレスラーになりたい」と願った途端、すべてがうまくいくようになったくらい。