NXTの実力者、アダム・コールとWWEの契約は今月中に切れます。現在の契約では、現地時間8月22日開催の「NXT TakeOver 36」でのカイル・オライリー戦がラストマッチになるでしょう。その後、団体に残るか、フリーランスになるかは彼の決断次第です。
体格がそれほど大きくないコールにとって、メインロースターとして活躍する道は困難に溢れています。ビンス・マクマホンは大柄な選手を好みますし、NXTは「若手育成・体格重視」の路線に舵を切る予定です。とはいえ、ビンスはコールの残留とメインロースターとしての活躍を望んでいますので、団体に残ってビッグスターになる可能性も残されています。
2020年6月にメインロースターに昇格したマット・リドルは、メインロースターとしてのコールの活躍に太鼓判を押します。Sportskeedaのインタビューの中で、彼は次のように語りました。
アダム・コールは何をするにも素晴らしい。俺が思うに、世界トップクラスのレスラーだよ。カリスマ性があり、ルックスがよく、優れた点が多い。しかし、メインロースターはメインロースターだ。多くの人がメインロースターになることをとても心配しているけど、それは「自分に何が起こるかわからないから」だよね。あと、何をすべきなのもがわからない。インディシーンは小さな池のようなものだ。NXTは小さな海。しかし、メインロースターに昇格すれば、大海に放たれることになる。獣たちがあちこちにいて、絶え間なく波が押し寄せる、そんな所なんだ。獣だって、見たことのない種類の連中だ。混乱することもあるだろうな。
アダム・コールはどこに配属されてもうまくいくよ。失敗なんてありえないくらい、彼は優れている。気にし過ぎ、情熱的すぎるんだ。RAWでもSmackDownでも成功する。NXTに残ったって成功するさ。彼が望むことは何でもできる。
俺はアダム・コールのファンだよ。本当にすごいレスラーで、いつ仕事をしても魔法のようだ。プロレスを分かってるんだな。でも、さっきも言ったけどさ、俺がはじめてビンスに会った時、彼は俺のことをマヌケだと思ってて、理解してくれてなかった。だから説明する必要があったんだよ、俺はマヌケだけどハンパない、マヌケだけどな、って。アダム・コールはアダム・コールだ。誰もが彼のことを理解できるわけじゃないが、誰よりも頼りになる存在だよ。優秀な男だ。うまくやるだろう。
レスリング・オブザーバーによれば、コールはまだ決断を下していないそうです。どうなる…?
(参考: Wrestling Inc)